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コラム「説く盛りどんぶり」 58杯目

他人に影響を受けやすい人が実は他人に影響を与えている 

これはある本で読んだ一節ですが、妙に頭に残っています。
どちらかというと他人の意見に左右されやすい人は自分がないように思いますが実際は違うようです。
信念を持って自分の考えで推し進めて行くことも大事ですが、一つ間違えると、ただのガンコオヤジになってしまいます。
歴史に学ぶ、史実に学ぶ、あるいは講演会で感動する。
本を読んで深く考察する。いろいろな人と出会い話しを聴く。方法はいくらでもありますが、自分を変えていく、あるいは高めていくという考えが必要ではないかと思うのです。
変わろうという意識があれば人の意見や考え方がスッと入りますが、最初から聞く耳を持たなければ考えは変わりませんし、言っても無駄だとなってしまえば、話してくれる人も少なくなってしまいます。
たとえば、焼き物の世界でも同じようです。益子焼の名人の作品と履歴を拝見しましたが、基礎知識を学び、師匠に仕え、マネをするところから始まるようです。そうして徐々に自分らしさを出していくと思うのです。その結果多くの人々に感動を与える作品が出来上がり、結果として大きな影響力を持つ存在になるのでしょう。
米作りにしても、会社経営にしても同じことが言えるのではないでしょうか。

みのる

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