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コラム「説く盛りどんぶり」 59杯目

子供ニュースのすすめ 

我が家では、社会勉強の教材としてNHKの週間子供ニュ-スを見ている。
確か、毎週土曜の夕方5時からである。
子供は居ないのだが、近々の物を題材に解りやすくしかも、割と、ニュ-トラルな立場で説明してくれるので助かっている。

近年特に、情報の氾濫とスピ-ドの時代を迎えその選択に重要性が求められているが、ある程度の見手聞き手を対象に言葉が使われるため、基礎知識のないものにとっては内容が解り難くなっていはしないだろうか。
何となくは知っているが、はっきりとは理解していない。うなずいているので、聞いてみると実は知らない人が多い
車の運転で言えば「…だろう運転」以下である。
けれども解らない事を見聞きしていても、辞書を片手にとはいかないし、いちいち覚えていて、後で調べる余裕も無い。
聞くと馬鹿にされそうなのでこれも勇気が無く怖い。
ましてや、仕事仕事に追いまくられ、気にはなっているが自分の専門分野に精一杯で、構ってられないのが実情である。

しかし、明らかに時代は変わろうとしている。
お国も国民に選択の自由と引き換えに自己責任を求めている。
「…かも知れない運転」をしないといけないのである。

郵政3事業の問題点や、国に3つの財布がある事など、多くの国民は知っては居ないだろう。
特に契約や法的な事の改正変化は今まで以上に他人任せには出来ない。
情報化時代に「知らなかった」では済まされない。
自分のことは自分で守らないといけない。

ここで二つ問題がある。一つは正確な情報の公開をする国民文化が求められる事と、もう一つは選択するための比較検討知識である。残念ながら我々には二つとも未だ不足していると思える。
知識を得るのには多くの時間がかかるし、努力をしなければならない。
他人と一緒で良ければ、そんな時間は掛ける必要は無いだろうが、自立して自律しようと思えば仕方が無い。
長い物に巻かれ、黙っていても、教え守ってくれる護送船団の良き時代は終わったのである。

私なんぞ、基礎知識など習ってないか、必要のない時代だったので、とっくの昔に忘れてしまった。今までの不勉強で、余計な時間をとられそうである。困ったものである。

しかし、考え方に拠ると思うが、都合の良い事に景気が足踏みしているので、時間はタップリある。

今に始まった事ではないと思う。
みなさん、友人を大事にしましょう。

BON

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