日本青年会議所米穀部会ウェブサイト

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設立にあたって

設立にあたって

 米穀流通業は、戦後の我が国の主食の合理的供給(需給)管理という極めて重要な意味を持って生まれた食管法を営々と守るつづけ、国民からの信頼を得る流通業として発展を遂げてまいりました。
 しかしながら、近年、国内経済の構造変化、世界経済の予期しえぬ動勢によって、私たちの取り巻く環境は著しい変容を呈し、食管法そのものの改廃が論議を呼ぶなど、まさに混迷期に入ったというのが現状であります。
 この時代に、次代を見据え、現在に手を打ってゆく、青年の進取の姿勢を堅持し、米穀流通の社会的使命を共に論議し、「米穀業の新しいあり方」を探りあて、具現化してゆくべく、青年会議所のメンバーが共に切磋琢磨するためには、都道府県を越えた全国的繋がりが必要であると考えます。
 私たち青年会議所運動の基盤は、それぞれの企業であることは言うまでもありませんが、「米穀業の新しいあり方」を共に探るため、全国のメンバーの結集をもって、業界内の情報交換並びに交流をさらに深め、よりよい人間関係の樹立を願うとともに、青年としての情熱をもって、果敢に行動したいと考えます。

発起人代表
  河村忠夫
  曽宇恭久
  中山泰次

設立趣意書

青年会議所 米穀部会 設立趣意書

「社会的・国民的・国際的責任を自覚する」というJC綱領のもとで、地域社会の一員として、また企業人として青年会議所運動に切磋琢磨できることは、各々のメンバー自身の自己改革のみならず、時として、その業界に於いても変革の力となることは、これまでの日本青年会議所各部会の活動が数々の実績で示されているとおりです。

 さて、米穀部会の設立を希う我々は、目まぐるしく変化する国際社会環境のなかで直面する食管法改廃・自由化という問題に対し、将来の米穀業全体が国家を基本とした国際的食糧政策に貢献しうる国内米穀流通のあり方を探ってゆこうという趣旨で、相集い、日本青年会議所業種別部会への加入を以て、JCの運動の交換を通じて切磋琢磨し、当業界の直面する難題に対し、我々青年会議所メンバーが先頭をきって、新しいあり方を検討してゆこうという趣旨をご理解頂きまして、当部会設立に何卒ご賛意下さるよう、お願い申し上げます。

昭和60年10月5日 創案

発起人代表
  河村忠夫
  曽宇恭久
  中山泰次