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コラム「説く盛りどんぶり」 41杯目

国は本気か?

今日のニュ-スをなんとなく聞いていたら(我が家では、TVは目を取られるのであんまり見ない事にしている。家族の会話が出来なくなるからである)国の借金の大きさが、限界に来たとかで、これから予算内容、各種制度の見直し、社会保険、税制を本格的にいじってゆくと言う事を言っていた。借金を払えないからだそうである。特に最期の、税制をいじると言う事が、直感的に、消費税アップだなと言う事は言わずもがなだろう。税金を納めることに異論はない。
多分皆さんもそうだろう。基本的にその他に国は運営の方法がないからである。いや今までは、資金繰りさえしていれば出来てきたのかもしれない。それが悪かった。週刊誌が暴くまでもなく、郵貯など数字が残ってるだけで、現ナマなどありはしない。社員に給料を渡して、余ったお金を貯金させ、その後それを借りて給料を払って来ていたなんて政府だから出来る事で、会社だったら当に破産である。そんな事に成ってるなんて、誰も教えてもくれなかった。資本主義社会、特に日本のような社会資本主義の運営のされかたなど、ほんとにどの学校も、先輩も、親もマスコミも誰も教えてくれなかった。只、物を欲しがらされただけである。なんとなくそれで誰かがうまくやってくれてるんだろうと思わされていた。超先進消費社会大国のアメリカ的生活を、幸せとし、それは美徳で信仰でさえあった。危機感が聞こえてきたとしても、一部の学者さんだけしか言わなかっただろうし、それは無視された。サイレントマイノリィティなアナウンスでしかなかっただろう。普通の人でも、会社でも、簡単に言えば資金がうまく廻っていれば破綻など絶対にしない。赤字が何年続いてもへのかっぱである。数字上赤字額が増えていくだけの事で、貸借対照表のバランスが変わってゆくだけである。返せと言われた時、今は返せないと言えばそれで済む。100-200年後まで待ってくれと言えば済む。本当はこんな簡単な事を小学校から教えるべきであった。中学校でもいい。しかし、その経験はない。でも、少し様子が変わった。返す為にどっからか「トル」と言う事である。何とかすると言う事である。会社は、売上を上げ、収入をあげ、経費を削り、信用をつけ、その他もろもろの事をしながら、生き残りを図る。今の国はと言えば、この全く反対のことをやっている。収入は減り、経費は削れなく、国民から全く信用されていない。その結果が、内需の横ばい、減少である。この先に、こうなると言うイメ-ジが全くなく、将来は不安だらけである。ここで、お金を使えと言っても誰も遣わないでしょう。いまや世界は「浪費なき成長」を模索している時代であるのです。今の税制はいじらなくてはいけないでしょう。公共事業も全部だめなわけではないと思うが、見直ししてもらわなければならないでしょう。老後も我々自身の自立が必要でしょう。問題の多い各種団体も内容をディスクロ-ジャ-しないといけないでしょう。我々自身も総論賛成各論反対では済まされないでしょう。大人の我々がもっと真剣に考え、議論し、行動しないといけないと思います。しかし、どこで、誰と、いつ、と言う「場」がない。そして、体系的情報がない。少子化で学校が余る事になるが、シティカレッジなどを増やし、そこから作るべきではないかと思う。遅すぎるかなあ…のんきすぎるかなあ…目の前の事で忙しすぎて、会社をほったらかしにはできないしなあ…
でも、日本国民はそんなにバカではないと思うがなあ。。。まずは選挙に行く運動を起こしましょう。

BON

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