日本青年会議所米穀部会ウェブサイト

ビルボード.psd

部会長所信

部会長所信

第31代部会長 鈴木 亮吉
(一般社団法人)東根青年会議所

 私は日本青年会議所米穀部会に入会して今年で9年目となります。あらためて振り返ってみますと、今の日々の仕事の中で部会の先輩方、そしてメンバーの仲間と共に体験し、教えて頂いたことがあまりに大きく、感謝以外の言葉が見つかりません。今年はこの部会から受けた恩を少しでも多くお返しできるよう粉骨砕身精進してまいります。日本青年会議所米穀部会は今年で31年目を迎えます。昨年の30周年式典を通して、先輩方がこれまで歩んでこられた歴史を振り返り、米穀部会の持つポテンシャルの大きさをメンバー全員で共有できました。今年は米穀部会を更に盛り上げていく決意を新たに、力強く運動を進めていく必要があります。

 我々は米の消費量が年々縮小する業界に携わる中で、日々の業務に忙殺され未来への展望が描きづらい状況になってきているのではないでしょうか。業界の中核を担う我々青年世代が未来への展望を描けないとすれば、この業界は存亡の危機を迎えます。今年は部会での運動を通じ、夢を語れる場を作ってまいります。夢を持つためには、部会の事業を通じ現状そして今後の環境の変化を先取りし、自社の立ち位置を再認識することが重要です。加えて国の米政策の方針の理解や消費拡大への取組み、また米の大規模生産の方法や現状の理解など将来の展望を描く上で、まだまだ知るべき事が数多くあります。

 近年、政府の米価に対する関与は減ってきているとはいえ、備蓄米や飼料用米、TPPによる主食用外国産米枠の増加など政府の対策如何で環境が変化してしまう要因は数多くあり、2018年度には米の減反政策の廃止が決定していることでも分かる通り、今後の米穀業界のルールがどう変わるのかを学んでいくことは非常に重要であります。また輸出米や酒米、米粉など主食用米の消費減少が避けられない状況で、米の消費拡大に関わる事項は難しい問題ながら非常に重要性を増しております。さらに米の農業従事者の高齢化についても今後、大規模農業への集約化が進むに従い、従来の米の物流とは全く違った変化が起こってきております。米穀部会ではその専門性の異なるメンバーの強みを活かし将来の展望を拓くための事業を展開してまいります。

 この魅力ある部会をさらに発展させるためにも会員拡大は最も重要な運動の一つです。部会のメンバーは一番部会の素晴らしさを伝えられる立場にあります。メンバーや先輩方からの情報を収集し、部会全体で会員拡大に取り組まなくてはいけません。部会には米穀に関係しているとはいえ、多種多様な業態のメンバー、先輩方が大勢おります。一人でも多くの仲間を得ることは、部会の運動の奥行きを広げ、部会の発展に必ず繋がります。

 混沌の中にこそチャンスがあります。業界内は米の消費量の減少やTPP承認の動向、農業人口の高齢化に伴う減少など、不安要素を挙げればきりがありませんが、こういった先の見えない中から新たな可能性を切り開いてきたのがJEYCEEであり部会の先輩方です。昨年、部会は設立後30年目の大きな節目を超えました。私達も新たな気持ちで青年としての英知と勇気と情熱と大きな夢を持って、今こそ一歩前に踏み出しましょう。



シニア会長挨拶

シニア会長挨拶

シニア会長  長谷川 耕平
(一社)富士青年会議所

明けましておめでとうございます。
片山先輩の後を引き継ぎシニア会長を仰せつかりました。力不足では御座いますが宜しくお願いします。
この業界の面白さは、大手が必ずしも強くないと言うことだと思っています。
私が静岡の実家の米屋を継ぐことになった時には、今後何年かして業界が落ち着いてくると結局は大手が残って我々中小はつぶれていくのかと不安に思ったことを思えています。しかし振り返ってみれば、いっこうに業界は落ち着くこともなく、ますます混乱し、御陰かどうか弊社は大きく成長することが出来ました。
なぜ大手が必ずしも強くないのか、これまで私の感じていた最大の理由は、仕入れにおいて規模の経済が働かない。日本の稲作の生産単位が小さすぎて沢山集めようと思うとかえってコストがかかる。同じものを1000t単位で揃えたければ割高の全農の荷物を買わなければなりません。仕入れで大手に勝てるならば、勝てると思ったものです。
さらに、直近と今後の状況を考えると生産分野、流通分野、消費分野、対外国との関係においても大変化があることが予想されるというか、決定されています。国は念願であった生産調整を完璧に行うツールをついに手に入れました。一方で消費減は加速度的に進行しています。TPPも大筋で合意し海外からの守りも、海外へ攻めも従来とは別次元の激しさになると思います。5年後10年後に誰が覇者になって、誰が消えているのか、全く分からない状況です。有利とか不利とかが規模に関係ない非常に混沌とした状況になっていると思います。
このような時に最も重要なことは、勉強と情報収集、さらに新しいムーブメントを仲間と共に自ら作り出して行くことも大切かと思います。そのような場に米穀部会は最適です。
平均寿命が55才位の時に41才からシニアという事が決まったようですが、平均寿命が幸か不幸か80才以上になり、これも幸か不幸か分かりませんが我々世代は現役バリバリとなりました。米穀部会に集まって情報交換して変化を楽しむ気概で今年も乗り切っていきたいと思います。 どうぞ宜しくお願いします。

役員所信

役員所信

副部会長
上神 健治 (一社)岡山青年会議所

 国家戦略特区への指定による地域経済への追い風や2016年4月に開催される先進国首脳会議における農業大臣会合等、未来に向けた明るい兆しが感じられます。経済は人、モノ、カネ、情報の好循環により適切に成り立ち、一つが欠けても経済には歪みが生まれ、不均等な構図を生み出すこととなるのです。私たちは青年経済人として経済の仕組みを理解し、一人ひとりが地域経済の好循環を生み出す一員として運動を展開してまいります。

副部会長
宅井 康洋(公社) 鶴岡青年会議所

 2016年度東日本を担当させていただきます宅井康洋と申します。本年は新たな気持ちで青年としての英知と勇気と情熱と大きな夢を持って、今こそ一歩前に踏み出します。昨年の30周年からさらに未来の米穀部会の運動を見据え、全力で邁進していきます。一年間どうぞよろしくお願いいたします。

副部会長兼ライスミッション担当
澤邊 浩幸(一社)東根青年会議所

 2016年度副部会長兼ライスミッションを担当します、つくばJCの澤邊です。昨年は、運営専務として1年間皆様に御協力を賜り運営を行う事が出来ました。また、30周年記念事業では、多くの皆様の御協力を経て、先輩方が築いてきた30年間の歴史を振り返り今後の米穀業の発展に貢献をさせていただき誠にありがとうございました。
今年度は、40周年を目指す最初の1年目として重要な年となります。副部会長としての責務を担うと共にライスミッション担当として、米穀業の発展を目指し行動し大きな夢を持って新たな一歩を踏み出します。
現在の日本は、米の消費量が年々縮小し、未来への展望が描きづらい状況になってきています。
夢を持つためには、現状を把握し今後の環境の変化を先取りしなくてはなりません。その為には
海外の状況を見据えグローバルな視点が必要となります。直接海外に行き自分の目で視察し海外の現状を把握し、将来の展望を拓くためのライスミッションを展開してまいります。このような事から、米穀業の発展を目指し新たな一歩として米穀部会の目指す大きな夢に向かって行動します。


運営専務
松下 龍太(公社)相模原青年会議所

 2016年度米穀部会の運営専務を仰せつかりました松下龍太と申します。一年間鈴木部会長の思いを担い全うさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。
昨年度は30周年という大きな節目を迎えました。また、今年から31年目の年をお迎えます。諸先輩方からのバトンを絶やさぬよう、2016年度の運営を恙なく円滑に進め、さらなる発展ができように邁進していきます。大変不慣れで未熟な私ですが、全力まっとうしたいと思います。ご協力の程よろしくお願いいたします。



事務局長兼財政委員
日置 公万(一社)海南青年会議所

 本年度、事務局兼財政局長を仰せつかりました一般社団法人海南青年会議所の日置公万と申します。当委員会では皆様方の会費をお預かりする為、責任を持って管理し会計基準にもとづき事業費を精査してまいります。
また、部会長所信にもある通り、部会では業界の情勢や未来への創造などを考え、語り合えるのが米穀部会だと考えています。その魅力を伝え同士を増やすことで、更なる米穀部会の発展に寄与出来ると考えます。一年間ご指導ご鞭撻宜しくお願い致します。



米穀未来開発担当委員長
田中 龍嗣(一社)新潟青年会議所

 国家戦略特区への指定による地域経済への追い風や2016年4月に開催される先進国首脳会議における農業大臣会合等、未来に向けた明るい兆しが感じられます。経済は人、モノ、カネ、情報の好循環により適切に成り立ち、一つが欠けても経済には歪みが生まれ、不均等な構図を生み出すこととなるのです。私たちは青年経済人として経済の仕組みを理解し、一人ひとりが地域経済の好循環を生み出す一員として運動を展開してまいります。

 



東日本担当委員長
井上 貴利(公社)鶴岡青年会議所

 2016年度、東日本担当委員長を仰せつかりました、公益社団法人鶴岡青年会議所の井上貴利と申します。目まぐるしく変化する中、日本農業が新たな時代に突入していきます。日本青年会議所米穀部会が発展し邁進していかなければなりません。部会メンバーと共に発展に貢献できるよう運動を展開してまいります。1年間どうぞよろしくお願いします。



北海道担当委員長
中西 良貴(一社)岩見沢青年会議所

 2016年度北海道担当委員長を仰せつかりました。昨年度に30周年の節目を迎え、先輩諸兄の歴史を振り返り「米」の持つ力を改めて実感し、今まで紡いできた「米穀業の新しいあり方」を共有することが出来ました。そして31年目の一歩を確かなものにするために「夢」を持って運動を進めていく必要があります、
現在、消費の縮小で米穀業ならずマーケット全体が低下しております。毎日食べる米ですらも食生活の欧米化が進み消費が縮小しております。更には、農業など、我々の取り巻く環境は目まぐるしく変化し、多くの問題や課題に直面しています。今こそ、全国から集まるJAYCEEが若者らしい新たな発想を持ち率先して行動することで、運動を継続し、次なる10年へと挑戦していかなければなりません。
毎日食べるものだからこそ大切にする、「米」の持つ力を最大限引き出すことが青年の担いだと考えます。自らが変革の能動者として、新たな価値を創出するために、部会メンバー一丸となり盛り立ててまいります。
日本の米穀業界を変えるのは我々の使命だ。そんな強い想いをもって活動させていただきます。一年間宜しくお願い致します。



西日本担当委員長
藤田 拓久(一社)小野加東青年会議所

 平成25年12月4日、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されて以降、海外での和食ブームを背景に国内でも少しずつ「和食」が見直されつつあります。
もともとコメを中心とした食文化である「和食」において、コメは主食という側面だけでなく、原材料としてもその用途が多種多様な広がりを見せおり、非常な重要な役割を担っています。
生産者、加工・流通業者、販売業者など様々な視点を持つこの米穀部会だからこそ柔軟な視点を持ち、コメの新たな可能性を模索できればと思います。今こそ、我々青年経済人がその魅力を再発信し、コメを、ひいては「和食」の消費に貢献し、日本全体を盛り上げていきたいと考えます。1年間どうぞよろしくお願い致します。