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2011年度 部会長所信

部会長所信

第26代部会長 幡田 貴伸
(社)松原青年会議所

 米穀部会にお世話になり、早5年が経ちました。事業として大阪で米穀小売業・原材料卸として、商売をしておりますが、部会の幅広い業態と日本全国に広がる会員やシニアの方々とお会いし、お話を聞かせて頂く事で広く視野を持つことが出来ました。又、事業に於いてもお米の消費拡大PR活動や講演会や研修視察等の米穀部会だからできる経験をさせて頂き感謝の念に堪えません。
 本年度は、少なくなっている会員の拡大を重点に置き各地域のシニア・現役の協力を頂きメンバーの増員を図り、地域交流を深めてまいります。昨今、人口の減少、少子高齢化や日本経済の縮小による現役の減少は日本の状況を映し出している現象ではないでしょうか。今後の部会の運営を考える上で現役・シニアの協力体制を主に再構築する為、地域小委員会の開催と同時に会員拡大・情報交換会議をメンバー全員で課題を持って進めて行きたいと存じます。
 生産・流通・加工・販売・付随する事業等、メンバーの商売がうまく回っていてこそ部会に時間を裂き、協力も出来るものと考えます。そこには、重要な要素として2点が挙げられます。
まず、食糧政策がどの方向へどの様な内容でどの時期に動くかにより米穀業界の環境は一変します。それは、実際の現場の現状と乖離し机上の計画でしかなく、真に望んでいる米政策は何なのか、又、広く国際情勢を見て、考え、議論し、日本の取るべき米政策に業界の携わる部会メンバーの声を政策に反映できる道筋をこの一年に作り上げ、個々の利益でなく、業界のあり方を国に示していきたいと考えます。それは、食糧自給率・貿易摩擦・農作物の担い手作り・過疎化の問題・少子高齢化・GDPの低下・温暖化問題・健康を配慮した食の問題・一次産業の見直し等、複雑に絡み合った日本の課題を部会メンバーの様々な見地から意見を取りまとめて提言していきたいと考えております。
もう一つは消費者のニーズを掴むことです。今日までお米は主食として位置づけられて来ましたが食の多様化から米の消費は年々減少し、多種多様な食生活に変わってきました。現在、様々な品種の開発や新規需要用としての枠組みを持った加工の開発や栽培方法の差別化を研究し、販売戦略がなされていると思います。これをさらに掘り下げて消費者に求められている米穀業のあり方を研究し、販売に至っては、生産者直売所が生まれ流通の不振と不信の両面から流通革命も起き、混迷と不安の時代に成っています。
 そこに、新しい商品開発や流通形態や販売戦略を研究し、各メンバーだけでなく、業界全体の方針が見つかり、いち早く各企業が何をするべきことか、何が出来るべきことか、何が役割であるかを把握し行動が取れると考えます。それによって、国際競争力が付き、経済戦略の一つとして農業分野にしても自立の道が開いていけると考えます。
 私が家業を継いだ社会人成り立ての頃、皆に喜んでもらえる米屋に成りたいと考えました。それは、自分の仕事に誇りを持ち、お米を通じて社会に貢献し、人として最も大事な「食」を通じて喜んでもらえる仕事は素晴らしい事だと思いました。その「初心」を今一度、見つめ直し、精一杯頑張っていきたいと考えています。どうぞ一年間よろしくお願いいたします。

2011年度 シニア会長所信

シニア会長所信

シニア会会長 三橋 美幸
(社)横浜青年会議所

 こめ業界は過去、主食という位置付けから国内の規制、助成、国境措置を含めいろいろな形で守られて時代の変化の波を比較的受けずに過ごしてきたと思われます。しかしながら、TPP加盟問題や国家財政破綻等昨今の環境変化に伴いこれからの業界は時代対応の速度と程度を増していく必要が出てまいりました。このことは、業界全体が大変厳しい試練を迎えたとも言えると思います。ただ、このことはむしろマイナスととらえる必要はなく、むしろこめ業界が誇りある姿になっていくための変化が加速したととらえたいと私は思います。そのためにはこめ業界全体が活性化していくことが不可欠です。そして活性化の具体的な項目はコストダウンと付加価値ではないでしょうか。
 幸い、私たちは米穀部会という形で多くの仲間がいます。この仲間の力を一にしてこめ業界の活性化に貢献することができるのではないでしょうか?部会独自でも、また、メンバー同士が直接でもこのような業界活性化につながる具体的な行動と結果があったらいいなと考えるのはわたしだけではないのではと思います。なぜならば、活性化はこめ業界にとって良いことであると同時に我々の収益を改善させ結果として再生産、再投資可能な姿を作り出してくれると思うからです。勿論、競争を否定するわけではありませんが協力すべきところはもっと協力して無駄を省き、価値をあげる作業により業界の地力、メンバー個々の地力を向上させることになるわけです。
 米穀部会は歴史があるからこそ多くのシニアメンバーもいます。現役のメンバーにおかれましては是非このような多くのシニアメンバーの存在を活用いただきたいと思います。シニアーメンバーも協力を惜しまないと私は確信しておりますし、このような活動が具体的になることでさらに新入会員も増えていくことと思います。今年度は前進する年にしてまいりましょう。


2011年度 副部会長所信

副部会長所信

副部会長
小林 範正(鶴岡JC)

 昨年は政権交代による農政の転換により農業者も流通業者も対応に追われ、また消費者価格は多少の変動でしたが、生産者価格、流通価格は大きく下落しました。そして今年はTPP積極参加の方向性を打ち出している政府の政策により米の流通はどうなっていくのか米に携るものとして自分の商売がいったいどうなっていくのか非常に不安を抱かざるをえません。しかし、このピンチといえる状況をチャンスに変える活動、チャンスと考えられる事業を行うことが青年会議所をベースとして活動をしている日本青年会議所米穀部会としての活動と考えております。
会員の皆様に実のある事業を提供しつつ自分も勉強してこの流通生産の変化する時代を生き残って生きたいと考えております。1年間どうぞよろしくお願いいたします。



副部会長
増田 弘志(佐賀JC)

 本年度、副部会長を仰せ付かります佐賀青年会議所の増田弘志でございます。昨年度に引き続き米穀部会の運営に携わらせて頂き、誠に光栄に存じます。
 いま日本の農業は、TPPやFTAなどの国の政策により大転換期を迎えようとしております。今後、国内はもとより国外も視野に入れた商売をしていく必要が出てくるかもしれません。
 本年度はそういった背景を踏まえた上で、石橋委員長、日置委員長と共に、2011米穀部会基本方針の中にあります消費者の動向を探求し創造する事業と、西日本地区の会員拡大と情報交換等、会員相互の交流を図る事業を行いたいと思います。
 最後に、一年間幡田部会長を支え、実りある部会運営を行ってまいりますので皆様方のご助言ご協力の程宜しくお願い致します。



副部会長
田中 洋平(八代JC)

昨年の25周年実行委員長という大役に続きまして、本年は副部会長を仰せつかりました八代青年会議所の田中洋平です。今年は、ライスミッション並びに会員拡大の役割を担い一年間活動させて頂きます。
農業界は現在大きな転換期に直面しており、新しい時代を迎えようとしております。その状況の中では、部会長の所信にも有る様に、広く国際情勢を見て・考え・議論し、真に日本の取るべき米政策とは何であるのかを考えて行く必要が有ると思います。その機会としてライスミッションを設営し、メンバー皆様にとって有意義な時間となる様準備して参ります。
 また、年間を通して会員拡大にも力を入れていきます。現在の米穀部会では、現役メンバーの減少がとても大きな問題となっております。各地域で現役とシニアの交流を深め、繋がりを密にして、全てのメンバーで協力して会員拡大につなげていきたいと思います。
 部会メンバーの皆様にとって素晴しい一年を過ごせますように精一杯頑張って参ります。ご指導ご協力を宜しくお願い致します。



2011年度 委員長所信

委員長所信

東日本会員拡大交流委員会委員長
熊沢 学(伊勢原JC)

 本年度、東日本会員拡大交流委員会委員長を務めさせて頂きます、伊勢原青年会議所の熊沢学と申します。さて、部会長の所信にあるように米穀業界の様々な課題について考察し、意見をとりまとめ国家機関や政治に提言をしていくためには、多くの会員の力が必要です。会員を拡大していくためには、米穀部会が青年会議所を構成する世代の業界関係者の中で、魅力ある組織でなければなりません。そのためには、この業界に明るい未来と希望を持ち、いち早く新たな価値が創造できるよう、全国に広がるメンバーの情報交換をはじめ、青年会議所だからこそできる取り組みを行い、米穀業界の関係者の輪を広げていきたいと考えています。一年間どうぞよろしくお願いいたします。

米穀政策探求委員会委員長
佐藤 裕一(能代JC)

 2011年度米穀政策探求創造委員会委員長の秋田ブッロク能代青年会議所より出向しております。佐藤裕一と申します。米穀部会入会3年目になりますが、まだまだわからないことや、メンバーの皆様と面識もなく、戸惑うところもありますが、1年間少しでも米穀部会の役に立てればと考えております。
 米をめぐる情勢は、非常に厳しい現状ですが、全国のメンバーの皆さんと、情報交換や交流の場が出来る様に頑張りますのでよろしくお願い致します。


西日本会員拡大交流委員会委員長
日置 公方(海南JC)


 本年度、西日本会員拡大交流委員会委員長を務めさせて頂きます海南青年会議所の日置と申します。
 近年、米穀業界の取巻く環境は暗い話が多い様に思います。また、部会も幡田部会長の所信にもあります様にメンバーが少ない状態であります。活動又は事細かな情報交換などを充実するにはやはり会員拡大が大切だと考えております。
 全国には活力ある青年が沢山いるはずです。
 部会PRの活動などを実施していきメンバーの増員強化と共にシニア・現役メンバーの親睦が更に深められるよう構築したいと考えております。
 未来への米穀部会又は米穀業界の発展に繋がるように精進して参ります。
 皆様には、お世話をお掛け致しますが一年間ご指導ご協力の程宜しくお願い致します。


米穀消費探求創造委員会委員長
石橋 洋明(筑後JC)


2011年度、米穀消費者探求創造委員長を仰せつかります、筑後青年会議所の石橋洋明です。
私は日本の米食という観点から国内・国外に対し、日本のコメをどうやって食べて頂き、さらには感動を与えられるのかを、消費という観点から勉強させて頂き、発信していきたいと思います。1年間播田部会長の一生懸命支えて参りたいと思いますので、ご指導ご鞭撻頂きますようお願いいたします。



ミッション交流委員会委員長
森 源二郎(松山JC)

 本年度、ミッション交流委員会委員長を仰せ付かりました松山青年会議所の森でございます。ライスミッションの担い、誠に光栄に存じます。
 今年度、政府のTPP参加を前提とした基本方針により、今後の日本の農業は最も変化を求められる分野となります。個別所得補償制度の充実無きまま、60円前後/キロのお米が日本中にばら撒かれる様は、瑞穂の国における美しい田園風景、試行錯誤し続けられている米品種、日本人の体に合った食文化、そして神事、すべてにおいて悪影響を及ぼしかねない状況であり、今こそ研究をし、守る主張をしていかなければならないと思っております。もちろん今後を見据え、そこには国際競争力をつけるという事も念頭に、他国における成功、失敗事例を学ぶ事業を行いたいと考えます。
 幡田部会長の下、米穀部会発展、更には米穀業界発展のため活動させていただきますので、皆様のご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。

全国会員拡大委員会委員長
落合 勝(下館JC)

 本年度、全国会員拡大委員会委員長を仰せつかりました下館青年会議所の落合勝でございます。会員拡大は全国の青年会議所のみならず、米穀部会においても重要な課題になっております。不況のために会員が減ってきていると思われる方がおられますが、まずは私達メンバーも変わらなければならない時代にきていると考えます。新しいメンバーを迎えるにあたり部会内での意識統一化を計り、我々の活動に誇りを持つことであります。楽しいのはもちろんでありますが、活動の意義を十分に理解し、統一しなければきっと、本当の楽しさや活動を人に伝える事は不可能ではないかと思います。
 いつの時代も困難は付き纏い、その困難を克服するが如く活動を継続してきました。それらに感謝し、米穀部会の発展のため、皆様のご指導、ご協力を仰ぎ活動させて頂きます。一年間宜しくお願い致します。

財政委員
田中 龍嗣(新潟JC)

 財政局ではメンバーからの会費収入などが適正に運用されているか、会計基準に則り的確にチェックしてまいります。また、各事業が円滑に活動できるよう年間を通して、委員会と密に予算書から決算書に至るまで趣旨に沿って適正かつ的確に予算執行・会計処理がされているかを協議・審査します。

事務局長
渡邊 浩幸(つくばJC)

 本年度、事務局長を仰せつかりました社団法人つくば青年会議所の澤邊浩幸です。米穀部会に入会して3年目ですが、まだまだ分からない事があり不安な部分もありますが、2011年度の幡田丸をスムーズに運航できるように白野運営専務のもと部会の事務業務に精一杯務めさせていただきます。そのために、本年度の幡田部会長のスローガンや基本理念、基本方針を真に落とし込み、メンバー一丸となって行動できるように案内や連絡を密に取り、多くのメンバーが参加して頂けるように努めます。また、ホームページの運営管理や事務を行います。そして、総会や定例会などの事業が有意義なものになるように設営いたします。このような事務業務と各事業のサポートを行い、本年度の米穀部会がより一層繁栄するための一助となるように努めます。未熟な自分ですが、一年間どうぞよろしくお願い致します。