日本青年会議所米穀部会ウェブサイト

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部会長所信

部会長所信

第32代部会長 澤邊 浩幸
(一般社団法人つくば青年会議所)

 日本青年会議所 2017年度米穀部会 第32代部会長予定者を拝命しました、関東地区茨城ブロック協議会 一般社団法人つくば青年会議所の澤邊浩幸と申します。一年間ではありますが、どうぞよろしくお願い致します。私の家業は、農家であり米穀の生産者です。2006年に縁があってJCに入会し、2008年には小田部先輩と出会いで部会の事を知り入会を決め、今年で8年目を迎える事ができました。入会以前は、「ただ単に生産を続けるだけでよいのか」「この先どうするべきか」「対応策は」という問題や疑問にぶつかり模索する中で、部会を通し様々な研修をしている中で、この業界の行く先は大きな変化を生み出さなければ、生き残ることが難しいと思うようになりました。2017年度の米穀部会は、「新たな視線で、地域に必要とされる米穀業の新時代へ」と基本理念を掲げ、米穀業の新しいあり方を探求する事業を展開いたします。

 まずは、現代の日本人がお米を食べなくなった理由を再認識し、お米の必要性を伝えるにはどうしたら良いか、これから我々がどのように米穀を扱わなくてはいけないのかを模索する事業を展開いたします。そして、各地域の子ども達にお米を食べて頂くために、米穀に携わる私達が食の事を学び、各地域の子ども達に食育を伝えて頂けるような事業を展開いたします。また、地域に根差した米穀業として、仕事だけではなくJCで育まれた経験や繫がりを生かし各地域で必要とされる会社の育成に繋がる事業を展開いたします。そして、この業界で外せないのが海外の状況を把握することです。

 近年では、生産者が海外で生産されたり、現地の方の教育なども行われています。また、多くの企業が海外に進出し販売や加工など様々な事業を行っているのも現状です。私達も海外の状況をしっかり把握し今後の米穀業に活かしていく必要があります。そして、11月定例会では最終事業として1年間の事業をまとめ、次年度へ引き継ぎます。その他にも、組織として欠かせない会員の拡大にも会員が一丸となり、サマーコンファレンスでのブース出展や情報を集め増員いたします。また近年、新入会員が増えアカデミー会員が多くなっております。今後の組織運営を円滑に行うためにも、積極的な参画を促し交流を深め育成を行います。

 そして、今年度から東日本大震災支援活動を被災地復興支援活動と名称を変更し、近年各地で多発している被災地での支援活動を円滑に行える様に態勢を整えます。さらに、組織の運営面でも会員の皆様に重要な情報を円滑且つ迅速に伝え、部会としての運営をしっかりと行ってまいります。

 このような事業を展開する事で米穀業界の発展に寄与し、35周年に向け新たな一歩を踏み出します。そして私達は、JCで養われた経験を活かし、志高く今後の米穀業の新時代に向けて邁進してまいりましょう。



シニア会長挨拶

シニア会長挨拶

シニア会長  長谷川 耕平
(一般社団法人富士青年会議所)

米穀部会のシニア会長の任期は2年と言うことで今年も会長を務めさせていただきます。宜しくお願いします。
28年産米は、作況指数103でありながら大幅な価格上昇となりました。業界関係者の皆様はそのいきさつについてはご存じの通りと思います。
収穫時の天候不順という非人為的要因が相場のスタートに多少の影響を与えましたが、大きく相場をゆがめてしまったのは飼料米制度、ふるさと納税等、人為的要因であり、またも政府の政策に翻弄されているのが現状の業界の姿です。この消費者不在の政策は、まわりまわって米の消費減の一因となっているようにも思われます。
さらに、小泉農政改革で一番の標的になっているのが全農ですが、次に標的にされているのが米卸業界のように聞こえてきます。いやむしろ全農は一部の既得権益の甘い汁を享受していた役員たちが困るだけで、より良くなって生き返る可能性が有りますが、米卸業者は個別に見れば生き残るか廃業かとさらに厳しい現実が待ち構えているように思われます。ある勉強会で聞いた話です。政府はデフレ脱却を訴え続けて居ます。
なぜインフレにしたいのか?モノの値段が上がることがそんなにいいことなのか?物価が上がれば同じ所得なら生活は貧しくなります。実は経済学的には失業率と物価が逆比例するという理論があるらしく、それが政策担当者のバックボーンになっているというのです。政府の発表はインフレ率と失業率を両方別々に発表していますが、両者は密接に関係があると言うわけです。要するに、景気が良くなって失業率が下がっていくと、当然賃金が上がり始めます。それが価格に転嫁されてインフレになる。これが政府が描く良いインフレです。現在の失業率は3%前後で、昔の理論上の完全雇用状態の数字ですので、パート等の時給はご存じの通り大幅に上昇しています。現在の完全雇用の理論値と言われている2.7%前後まで下がると、全体の賃金が上昇し始めると言われています。それは何を意味するのでしょうか?社員に高い給料を払えない業種や会社は生き残れないという意味です。
生産性が低く付加価値を生めない会社は世の中から淘汰されるという意味です。日本はご存じ通り人口が減り始めています。さらに問題なのは生産年齢人口ようするに働く人が減っています。このような状況で、国が豊になるには生産性を上げるしか無く、生産性の低い仕事から生産性の高い仕事に労働者をシフトさせていかなければならないと言うことです。
政府がインフレにするというのは国全体としては確かに良いことかも知れませんが、個々の経営体にとっては生きるか死ぬか世の中から選別される大変な時期に入ろうとしているわけです。このような時期には、しっかり勉強して世の中について行くしか有りません。米穀部会が皆さんの生き残りの一助になれば幸いです。

役員所信

役員所信

副部会長
日置 公万(一社)海南青年会議所

 本年度、副部会長を仰せつかりました海南青年会議所 日置 公万と申します。さて、近年お米消費減少や流通形態が変わり、時代と共に変わりゆくなかで、それらの問題とどう接し解決策を生み出していくのかが今後の取組む課題と思われます。米穀部会では全国各地から特別会員、現役会員と幅広くメンバーが在籍しているのを強みにし、更なる情報交換又は情報の共有化を図り、実りある部会運営に邁進してまいりたいと考えます。どうぞ 1年間、ご指導ご協力を宜しくお願い致します。

副部会長
田中 洋平(一社) 八代青年会議所

 2017年度副部会長を務めさせて頂きます九州地区熊本ブロック八代青年会議所の田中洋平です。東日本担当委員長の石附くんと共に一年間行動して参ります。現在の米穀業界はお米の消費量が低下し、農業人口は減り続けており、来年には米政策や経営所得安定対策の見直しがあるなど、まさに転換期にあります。今年は「新たな視線で、地域に必要とされる米穀業の新時代へ」を基本理念とし澤邊部会長を中心に「米穀業の新しいあり方」を求めて事業を行いたいと思います。「今後の国の政策はどうなるのか。いち早くどのような対応を行え䜀よいのか。東日本のコメの動きはどうなのか。新品種や新しい試みはないのか。」部会メンバーの知りたい情報、欲しい情報を得られるような場にしていきたいと思います。米穀部会メンバーと協力して「米穀業の新しいあり方」を探求して行きたいと思います。一年間宜しくお願い致します。

副部会長
大島 教昭(一社)つくば青年会議所

 米穀部会2017年度の副部会長を仰せつかりました、つくば JC の大島教昭と申します。主にライスミッションと11月例会を担当させていただきます。
昨年入会したばかりで右も左も分からない事ばかりですが、どうぞよろしくお願いいたします。私の実家は、水稲、施設園芸の盛んな茨城県筑西市で、果菜類の育種と農業資材の小売店を営んでおります。澤邊部会長予定者の所信にもありました通り、当地域におきましても、農業者の抱える問題は同じところであると感じております。
そこで、我々がいまだ知ることのない「真の米穀の可能性」を探求し、情報を共有し、食育としてそれを食べる事の必要性を広め、新たな視線で消費の拡大と農業所得の向上につながるよう尽力していきたいと思います。一年間どうぞよろしくお願い致します。


運営専務
松下 龍太(公社)相模原青年会議所

 2017年度米穀部会の運営専務を仰せつかりました松下龍太と申します。一年間澤邊部会長の思いを担い全うさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。昨年度から異例の引き続きですが昨年より運営を恙なく円滑に進め、さらなる発展ができように邁進していきます。大変不慣れで未熟な私ですが、全力まっとうしたいと思います。ご協力の程よろしくお願いいたします。


事務局長兼財政委員
中西 良貴(一社)岩見沢青年会議所

 本年度、事務局長兼財政委員長を仰せつかりました。北海道ブロック、北海道地区豪雪地帯・北海道のコメどころ岩見沢JCより出向させていただきます。一年間宜しくお願い致します。
米の需要と供給のバランスが崩れた中、政府の政策により生産現場である農業業界、流通の担い手である我々米穀業界でありますが、若者らしい斬新なアイディアと行動の実践より新たな価値を見出すことで消費拡大につながる各地域から必要とされる米穀業界を創㐀できます。まず䛿、米穀部会が業界に先駆けて運動の展開を行っていくために、部会内の意思疎通を図り、ガバナンスとコンプライアンスの周知を徹底することで、運営基盤を構築します。そして、OB会員や現役の皆様からの会費が効果的に支出されるために、現在の組織体制に即した予算案を作成・運営することで、予算の適切管理を行います。
また、各委員会が効果的な運動発信できるよう運営専務をサポートすることで、盤石な運営基盤を構築します。JAYCEEとして、米穀部会から全国各地の志高き同志と切磋琢磨することで、米穀業界の担い手としての自覚が醸成され、積極的な事業参画と有機的な連携をもって夢溢れる米穀業界を作り上げます。現役メンバー、OB諸兄の皆様と共に米穀業界の明るい未来のために、一所懸命に活動させていただきます。一年間宜しくお願い致します。


西日本担当委員長
高田 光(一社)長岡青年会議所

 公益社団法人日本青年会議所 2017年度米穀部会 西日本担当委員会 委員長を拝命いたしました一般社団法人長岡青年会議所より出向しております高田光と申します。新潟県長岡の地で米穀業を営んでいる若輩者ではございますが、なにとぞよろしくお願いいたします。
 2017年度の米穀部会は、「新たな視線で、地域に必要とされる米穀業の新時代へ」と基本理念を掲げ、米穀業の新しいあり方を探求する事業を展開いたします。まずは、現代の日本人がお米を食べなくなった理由を再認識し、お米の必要性を伝えるにはどうしたら良いか、これから我々がどのように米穀を扱わなくてはいけないのかを模索し、未来へつながる定例会を14展開いたします。
 日本人の精神性に根付く食文化の基盤であるお米の現代における課題を議論し、お米の未来像を構築できる活動展開を目指して、一年間精一杯務めさせていただきます。

 



会員拡大兼3月定例会委員長
藤田 拓久(一社)小野加東青年会議所

 昨年は右も左もわからないまま、1月定例会を設営させて頂きました、近畿地区兵庫ブロック協議会一般社団法人小野加東青年会議所の藤田拓久と申します。その節は大変お世話になりました。本年度は会員拡大兼3月定例会委員長と言う事で2つの重要な役職を仰せつかりました。
 昨今、米穀部会の現役メンバーが減少傾向にありますが、やはりこの会に参加する意義が見出せない限りは急激に会員が増えていく事は難しいと思います。今後この業界はあらゆる変化が訪れ、今までのやり方が通じなくなってしまうかもしれません。その様にならない為にも、日本の主食であるコメの大切さを様々な角度から伝え続け、コメの需要を常に模索していかなければなりません。
 我々が率先してコメの需要を喚起する事こそが次代へ新たなコメの需要を掘り起こす事に繋がると確信します。そして、米穀に携わる我々青年の拡大が更なる米穀業界の発展に繋がると信じ、本年度活動を展開していきたいと思います。1年間どうぞ宜しくお願い致します。



東日本担当委員長
石附 拓真(一社)新潟青年会議所

 今年度東日本担当委員長を仰せつかりました、一般社団法人新潟青年会議所の石附拓真です。新潟県加茂市で精米業と水稲栽培を営んでおります。臨時総会・8月定例会を担当させていただきます。
 昨今の米穀業界に於ける環境の変化は、他の業種同様にめまぐるしいスピードで推移しております。TPPの貿易に関する農業交渉の行方、減り続ける米の消費量、平成30年からの減反の廃止、農業従事者の高齢化問題など課題が次々と発生しており、今後もこれまで以上に変化が訪れると予想されます。その変化にいかに適応した行動をとっていくかが「新たな視線で、地域に必要とされる米穀業の新時代へ」のポイントであることは明白です。
 その中で8月定例会を通して、新たな目線を構築、共有し情報交換会や懇親会で交流を深めることができる設営を行ってまいります。
至らぬ点も多々あるかと存じますが、一年間ご指導、ご鞭撻、よろしくお願いいたします。



ライスミッション担当委員長
菊池 一樹(一社)つくば青年会議所

 2017年度副部会長兼ライスミッションを担当します、つくばJCの菊地です。
 現在の日本では、米の消費量の減少に歯止めがかからず、その減少幅は毎年約8万トンで、伴って主食用米の作付15面積も、平成20年の160万 ha から、平成28年度には約138万 ha まで減少しています。この代表的な2つのデータからも、無策のままでは、米穀業界全体という言葉ではおさまらず、日本の稲作文化そのものが衰退必至の状態になっていると分析します。
 本年度のライスミッションは、この状況打開のための「気づき」を得、現在の我々の事業からの発展を模索することを目的として、海外の米穀業や、関係する様々な業種の実情を視察する機会と位置付けたいと思います。



11月定例会担当委員長
斎藤 功一(公社)鶴岡青年会議所

 2017年度副部会長兼ライスミッションを担当します、つくばJCの菊地です。
 現在の日本では、米の消費量の減少に歯止めがかからず、その減少幅は毎年約8万トンで、伴って主食用米の作付面積も、平成20年の160万 ha から、平成28年度には約138万 ha まで減少しています。この代表的な2つのデータからも、無策のままでは、米穀業界全体という言葉ではおさまらず、日本の稲作文化そのものが衰退必至の状態になっていると分析します。
 本年度のライスミッションは、この状況打開のための「気づき」を得、現在の我々の事業からの発展を模索することを目的として、海外の米穀業や、関係する様々な業種の実情を視察する機会と位置付けたいと思います。