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米路地 20140811

6月定例会 委員長報告

ライスミッション IN インドネシア
-グローバルな視点から米穀-

6月12日(木)から15日(日)にライスミッション事業として、伝統的な農業国であるインドネシア共和国のデンパサールとジャカルタの視察と研修を、事業として計画し開催いたしました。今回の事業は、日程が短い割に、移動が多く、少人数での開催となってしまいましたが、少人数ならではのフットワークの軽さを生かした有意義な事業となったと思います。

まず12日の夜にデンパサールに入り、13日からスバック博物館と世界的に有名な棚田を視察してきました。スバック博物館は、インドネシアの農作業で使われる道具と歴史等について学んできました。

その次に視察した世界遺産の棚田は、世界各地から多くの観光客が見学に来る広大な圃場でした。また、3期作ということで、田植えをしている田があれば稲刈りをしている田があり不思議な光景でした。その日の夕刻に国内線で移動をしてジャカルタに入りました。デンパサールの田園風景とは違い、まさに発展途上国という感じで大きなビルやデパートが建っていました。

14日は、朝からインドネシアの文化等がすべて集まっている資料館に行き、インドネシアの文化等を研修してきました。そして次に、世界で4番目の規模を誇るイスラム教のモスクでの礼拝の様子を見させて頂きました。また、モスクの目の前の大きな教会にも行き、偶然に行われていた結婚式の様子なども見てきました。その後、東ジャカルタの外れにある米の市場を視察して来ました。異様な雰囲気でしたが、多くの米が置いてありました。また、大きなショッピングモールに行き日系百貨店である「そごう」の食品の販売状況を視察してきました。インディカ米の他にも日本米やジャポニカ米等売られていることが分かりました。また、偶然モール内で見つけた日本の元気寿司に試食に入ってみました。多くの現地の方に囲まれた中、日本米ではありませんでしたが、普通に美味しく食べられました。

以上を持って今回の視察・研修を無事終えとなり帰国の途に就きました。今回のライスミッションでは、少人数ということもあり計画した以上に多くの箇所を視察することが出来ました。また食事に関して、予想以上に美味しいお米や料理にビックリしました。今回、御参加された皆様の御協力があり有意義なライスミッションとなりました。ありがとうございました。

国際米穀探究委員会 委員長 澤邊浩幸


6月定例会 シニア会長報告

今回はライスミッションに参加して頂いたシニア会長片山先輩に感想を書いて頂きました。

本年度のライスミッションは、6月12-15日、2泊4日の弾丸ツアーでインドネシアを訪れました。石橋部会長、設営の澤邊委員長には大変お世話になりました。
日本の農水省の資料によると、同国の米生産量は2010年以降は精米ベース3600万トン前後(モミ5700万トン)で推移しており世界第3位。訪問時に聞いた話では全国どこでも3期作が行われているとのことでしたが、実際には3期作は灌漑用水設備の整った地区のみで、大半は2期作が中心だとか。いわゆる反収は2-3期作の合計でようやく日本並みになるそうです。

一方の消費量は年間一人当たり約140キロで、全国では約4000万トン。国民の所得向上により増加傾向にあり不足分は備蓄米と輸入でまかなっている。「3食必ず米を食べないと食事をしたことにならない」と言われているにもかかわらず、最近では政策として主食の多様化を推進しており、1週間に一度「米を食べない日(One Day No Rice)」を設定しているそうです(驚)!

今回の最大の目的は世界遺産に登録されているバリ島の棚田の見学。訪れたのは空港のあるデンパサールから北北西へ車で100分のジャティルイ地区。バトゥカウ山の麓に広がる丘陵地帯に見渡す限り無数の棚田が展開されています。この地区は1000年以上前から続いている「スパック」と呼ばれる、農耕・土木・水利等の共同作業の組合システムで運営されているそうです。一枚の田は狭くおそらく100%手作業でしょう。ほとんどの田が稲刈り直後のようでした。食事時間も含めて約2時間の滞在でしたが、個人的には一泊してゆっくり散策したいようなのどかな風景でありました。デンパサールへの帰路の平野地区では田植えをしている田も、また青々と成長している田も見られました。

翌日の首都ジャカルタでは世界で4番目の規模のイスラム教のモスクでの礼拝の様子を見させて頂き、また16世紀?に建造されたキリスト教会では偶然行われていた結婚式に飛び入り参列させて頂きました。東ジャカルタの市場の外れにある米の倉庫群、卸・小売りの店舗群の見学も行いました。ここでは白米が25キロのPP袋で流通しているようです。フォークリフトは見当たらず、トラックの積み降ろしも手作業です。店舗の奥の倉庫には米袋が高く積み上げられていました。我々が訪れた米の倉庫群は一見して相当貧しそうな地区の中にあり、米屋の地位は低いのか?どうなんだろうか?

旅の楽しみの一つの食事。インドネシア料理は有名なナシゴレンやミーゴレンをはじめ何を食べてもいろいろなスパイスがきいている。バリでは観光の島という事もあり街のレストランの食事は現地の感覚から考えると異常に高値。バリのガイドさんは家庭では箸でなく指で召し上がるそうです。ジャカルタでは深夜に大きなシーフード中華レストランへ。ここは現地の方も多く安価でとても美味でありました。最終日土曜日の夕食はデパート「そごう」にあるGenki Sushi(元気寿司)。日本資本の回転すし屋さん。「断食明けのよう(部会長談:笑)」に寿司をガツガツたいらげました。米は中粒種(カリフォルニア米か?)。日本人は我々だけでしたが、現地の方がカップルや家族連れで来ていました。上手に箸を使っているのは中国系の人かな?

「そごう」の米売り場には日本からの輸入米やアメリカ産のジャポニカ米も並んでいました。「米の国」のインドネシアでは日本食(牛丼が受けているらしい)を含めた日本米のビジネスチャンスがあるかもしれません。

その後は異常に冷房の利いた機内で7時間もの狭い(私がでかすぎる?)エコノミークラスでの移動。体中がカチカチになっての帰国後は、たった2時間の時差に順応できぬ情けなさ(涙)。
超駆け足ツアーであったため現地の方との触れ合いは(私とK先輩に限り)ほとんどありませんでしたが、食堂や空港の職員さんにテレマカシイ(ありがとう)と言った時の優しい笑顔が嬉しかったなあ。また行きたい街になりました。皆さんお世話になりました。

蛇足①;円/ルピアの両替は日本よりも現地の空港の方が20%近くもお得です。
蛇足②;スーパーの食品売り場に米菓は見受けられない。「日本は年1回しか収穫できないから米菓として米を保存する習慣が出来た。年3回も収穫できれば保存と言う考え方にならないのかなあ」とは帰国後に話した岡山の米菓メーカー社長の話。

シニア会長 片山芳孝


米路地 20140415

1月定例会

本年1月26日、京都は京都国際ホテルにて通常総会ならびに1月度定例会開を催いたしました。全国各地より多くのメンバーの皆様にお集まりいただきまして、誠にありがとうございました。
総会におきましては2013年度の事業報告並びに決算報告、また2014年度の事業計画を皆様にご承認頂きました。また、定例会におきましては約50名のシニア会員、現役会員にご参加いただきました。

2009年の政権交代、2011年の東日本大震災と福島第一原子力発電所事故、そして今、自民党政権による農政の大転換を迎えることになりました。この数年に渡り米穀業界、米の生産現場では外因により大きく揺さぶられ、結果として米価の乱高下に表れていたのではないでしょうか。一方で国内消費はそういった事に左右されることもなく確実に右肩下がりを続けています。

そこで今回は「正しいとは何か」と題し武田邦彦氏に原発問題から子育てまで様々なテーマについて今ある常識の正否がいかに危ういものか、そして本質を見抜くことの大切さについてご講演いただきました。新年の最初を飾るに相応しい楽しく元気の出る講演でした。講演がメンバーの皆様にとってビジネスや生活のヒントになればと感じています。
最後に、至らない点が多く御迷惑をおかけしましたが皆様の温かいご支援のおかげで無事に開催出来ました事心よりお礼申し上げます。当日ご設営頂きました皆様、会場等ご紹介いただいたシニアの先輩方、本当にありがとうございました。現役・シニアの垣根を越えメンバー一人一人と交流でき大変有意義な時間を過ごさせていただきました。引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

西日本担当委員長 田渕 真也


3月定例会

今回は3月定例会に参加して頂いたシニア会秋沢淳雄先輩に感想を書いて頂きました。

fig1.png東北の地もだいぶ暖かくなった3月、仙台で定例会が開催されました。講師は、中村文明氏。演題は、『お金ではなく、人の縁ででっかく生きろ』でした。私自身は、講師の方を存じ上げなかったのですが、1年に300回前後の講演を行い、とても著名な方でした。結論から言いますととても素晴らしい講演内容でした。

ノウハウやマニュアル本のようなものではなく、本人が実践してきた原体験をとても楽しくお話しをしていただきました。自己の生き様をそれも成功事例を話されるのですから話の内容は、すっと耳の中に入ってきました。人生は、誰と出会うかが大切で、それも一流の人との出会いで未来が変わる。お金は出口が大切で、使い方を自分に投資することが大切である。人を喜ばせることを行う、小さな喜ばせることの積み重ねが、回りから役割が与えられ、あなたでなければという関係ができる。そして「感謝すること」、「ありがとう」を増やすことが大切であることなどを様々な事例を交えてお話しいただきました。

興味深い話しは、引きこもりの若者と農業を結びつけた話でした。『耕せにっぽん』と銘打ち、ひきこもりの若者を高齢化や過疎化が進む北海道の大地で農業を実践させる活動を行っています。食の安全や食糧自給率の問題と社会問題となっている定職につかない若者たちと解決できれば世の中の問題が同時に二つ解決できることになる。本気で日本の問題に挑戦している姿はとても共感できるものでした。今では、固く閉ざされた若者の心が少しずつ耕され柔らかくなり、他の若者にも優しさを分けられるそのような連鎖が育まれていき、この北海道の大地から全国に巣立っていくそうです。

私たち米穀業界が置かれている立場は、とても厳しいものがあります。何も行動しなければ、衰退するだけでしょう。米穀部会の現役メンバ-には、先輩方のご子息が多くなってきました。厳しい環境の中でも次代を担う若者たちが世に出て、明日の業界を引っ張っていくことと思います。今回のような定例会を通して、私自身も勉強をさせていただきました。現役諸君には、有意義な活動を実践していただき、部会の発展を期待致します。

関東地区東京ブロック
調布青年会議所シニア 秋沢淳雄


石橋部会長からみなさまへ

3月定例会並びに被災地での炊き出しを、少ない人数ではありましたが3月22日と23日に実施いたしました。参加いただきました現役メンバー、シニアメンバーの方々には心より御礼申し上げます。
初日は全国各地のJCの事業で講演されている有限会社クロフネカンパニー代表取締役社長の中村文昭氏をお招きし、10名という大変贅沢な人数に対してご講演いただきました。人と出会うことの大切さや活かし方、そして人としての在り方を教えて頂き、大変有意義な気づきの場となりました。

そして米穀部会として3年目となった翌日の炊き出しでは、本年も国境なき奉仕団様と力強い協力をいただき実施することとなりました。残念ながら現役メンバー6名のみの参加でしたが、少ない人数であったからこそたくさんの仮設住宅の人たちにもちつきに参加いただき、人と人の絆というものをより強く感じる事業が実施できたのではないかと思います。

最後に、海外からこの事業を構築してくれた鈴木委員長に心から感謝いたします。今回の事業は両日とも私の強い個人的な意見を委員長に託して実行させていただきました。震災から年月が経ち、仮設住宅の状況も大分変化しているように見受けられますが、米穀部会として何らかの形での支援を継続して行くべきだと思います。


米路地 20130406

4月定例会

fig1.png4月定例会を宮城県仙台市、石巻市において開催致しました 4月5日 宮城県仙台市の沿岸部を訪れ、農業の復興に向けた取り組み等の現状を視察しました。JA仙台の震災復興担当職員より説明を受けながら、JA仙台六郷支店管内を巡回し、津波により被災した沿岸部の水田の復旧現場や野菜作りを再開した地域を訪れ、農家の方からは震災当日の様子や復旧までのお話しを聞きました。 25年産の作付けについては、沿岸部においても再開され、作付面積も昨年より増えるそうですが、冷たい海風「やませ」から水田を守ってきた海岸線の松の木が津波の影響で多くが歯抜けになっているため、減収になるのではないかとお話しされていました。 また、視察の途中では、震災の時に最初に被害が伝えられた荒浜海岸を訪れました。倒れたままの電信柱や津波で傾いたと見られるフェンスなど、震災当時のままの状態のもの見受けられ、まだまだ復興途中であることを感じ取らされました。
fig1.png4月6日 宮城県石巻市の蛇田中央仮設を訪れ、現在もなお仮設住宅に身を寄せている方々へ、NPO法人 国境なき奉仕団 チーム山形 東日本大震災復興支援団の遠藤正明団長と共に炊き出しと、餅つき大会を開催致しました。震災から2年が経ち、仮設住宅には高齢者の方々が多く暮らしている状況だそうです。冬から春に変わるこの次期に、仮設住宅に引きこもりがちな高齢者に外へ出るきっかけとなって欲しいとの思いから、このボランティア活動を実施致しました。

fig1.png朝早く仙台駅前のホテルを出発し、8時半頃仮設住宅に到着。準備を開始し11時頃から「つきたてのお餅入り特性鶏肉スープ」の配布を開始しました。またシニア会の幡田先輩により桜餅作りの実演を行ったところ、多くの住民達が列を作り、また住民が桜餅作りに参加するなど、楽しいひとときを過ごしました。
fig1.png最後には仮設住宅の代表の方から、炊き出しによる配布だけでなく、このように住民達を楽しませていただけたことへの感謝を伝えられ、また来て欲しいとのお言葉も頂きました。そして、また再開できることをお約束して午後1時過ぎに帰路へ着きました。

東日本担当委員会 熊沢 学


米路地 20130222

部会長挨拶

写真01.JPG 1月20日京都にて開催しました「通常総会ならびに定例会」には多くのメンバーの皆様にお集まりいただきまして、誠にありがとうございました。通常総会では、昨年度の報告並びに決算と本年度の一般会計収支予算の審議が皆さまに承認され、素晴らしいスタートを切れることができました。また、懇親会におきましても多くの先輩から声をかけていただき、改めて本年受けた役職に対し身の引き締まる思いです。 さて、メンバー及び外部への発信のため、ホームページの拡充という点を本年の基本方針に入れさせていただきました。そこでホームページの運営管理会社を変更し、FAXとメールの一斉送信を事務局側で行えるようになりました。またメンバーへの案内のみならず外部への発信という点も踏まえホームページをさらに充実してまいります。現在移行中のため前年度のままになっております、もうしばらくお待ちください。 また、京都にてご案内させていただきました3月定例会ですが、東日本大震災の三回忌と重なり日程を変更し4月定例会として開催いたします。内容につきましては部会メンバーからお預かりしている義捐金を使った宮城県石巻市の仮設住宅における支援と、被災農地の現状視察という内容での定例会を企画しております。是非多くの参加いただき、現状をまず知っていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

日本青年会議所米穀部会
第28代部会長 小林範正

担当委員長挨拶

写真02.JPG 米穀部会としての今年度最初の事業、通常総会並びに1月定例会を1月20日に京都国際ホテルにて開催させていただきました。 総会におきましては2012年度の事業報告並びに決算報告、また2013年度の事業計画、方向性を皆様におはかりいただき、無事承認をいただくことができました。また、定例会におきましては約50名のシニア会員、現役会員にご参加いただき、農業評論家の土門剛氏を講師にお迎えし「安部政権の農業政策を紐解き、米穀業界の方向性を考える。」と題しご講演いただきました。先日の衆議院選挙で政権交代が起こり、TPP問題をはじめ、日本の農業政策は今後どの様な方向へ向かっていくのか、またお米の市場が今どの様に変化してきているのか、今後どの様変化していくのか等、土門先生らしい辛辣な切り口でご講演いただきました。新鮮で具体的なご講演をいただいたことで我々メンバーにとって、今後の経営においての判断材料の一助になったと考えております。その後「祇園畑中」で行われました懇親会にも多くのシニア会員の方々にもご参加いただき、ひざを交えて親睦を深めることができました。 準備段階から当日まで至らぬ点、ご迷惑をお掛けした点、多々あったかと思いますが無事に当日を終えることができたのもご協力いただきました多くの方々のお陰と心より感謝しております。今後ともご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。

西日本担当委員長 上神健治

第一部 服部様.JPG


米路地 20121225

部会長挨拶

写真01.JPG 札幌で行われました臨時総会及び定例会には参加されたメンバーの皆様、遠方にもかかわらずありがとうございました。また、田中委員長には私の無理なお願いで札幌の地での開催を企画・運営して頂きありがとうございました。臨時総会では2013年度の部会長に山形の小林範正君が全会一致で承認されました。皆様にはご承認下さいまして改めて御礼申し上げます。私も昨年のこの時期に部会長予定者としてご承認をいただき、もう一年が経ったなと感慨深く思いました。同時に、昨年私が所信の中で述べていたことは果たしてどれ程実行できたのだろうか?と反省をしておりました。小林予定者にはこの日の気持ちを忘れず一年間部会を引っ張っていってもらいたいと思います。また、「動」~アクションを興そう~との来年度のスローガンのもと、所信の中にもあります「業界他団体を巻き込んだ事業の展開」や、「官への日本農業のビジョンの提言」や「定例会の映像配信」など、対外的には日本青年会議所米穀部会の存在感をいかんなく発揮し、さらには、対内的には魅力ある部会運営を展開して出席率の向上、また、会員拡大に繋げていってもらい、米穀部会を更に盛り上げて頂けたらと思います。しかしながら、目的を達成するには部会長の力だけではどうにもなりませんので、今まで以上にメンバーの皆様方のご指導、ご協力を賜りますよう宜しくお願い致します。

日本青年会議所米穀部会
部会長  増田弘志

担当委員長挨拶

写真02.JPG この度、北海道の地において8月25日に臨時総会並びに8月定例会を執り行いました。ご参加下さいましたメンバーの皆様、ありがとうございました。「農業経営の世代継承~次世代の農業の担い手をどう確保するのか~」と題して北海道大学 教授 柳村俊介様をお迎えし、講演をしていただきました。講演の内容として、農業ブームの功罪についてから始まり、農業生産法人以外の法人の農業参入や農業経営の継承システムについてお話していただきました。農業経営の継承には担い手の確保や相続の影響などさまざまな問題があり、多様化する地域農業に合った継承が必要ということでした。そして、懇親会では講師の柳村教授も参加して頂き、情報交換会等も行ない盛り上がりました。また、部会長のご厚意で北海道の蟹やお寿司を堪能しました。

総務広報委員会
 委員長 田中龍嗣


米路地 20120326

3月定例会

fig1.pngこの度、茨城の地において3月10日、11日と2日間のプログラムで3月定例会を執り行いました。ご参加下さいましたメンバーの皆様、ありがとうございました。さて、東日本大震災から1年が経ちました。茨城県は震災に関してメディアにもほとんど取り上げられなく、忘れ去られた被災地となっておりますが、沿岸部では津波により甚大な被害を受け、内陸部でも家屋の全壊や一部倒壊等があり、実際に被害にあわれたメンバーもおられます。しかし、今回、地元茨城のメンバーに多く集まってもらい、被災に負けず明るく元気な姿を見ることができ、逆に私が元気をもらいました。
 定例会におきましては、1部では三井物産アグロビジネス(株)様をお招きして、肥料や穀物における今後の世界的な流れと、世界の米市場を様々なデータを用いてご講演頂きました。外食産業や大手量販店が次々に外国産米を手当てするというタイムリー時期でしたので、非常に興味深く参考になった事と思います。2部では度々テレビ等にもご出演されている株式会社みずほの長谷川社長にお越し頂き、生産者サイドの視点からご講演頂きました。生産者は自立し、生産と経営のプロにならなくてはいけない。価格競争ではなく品質競争をせよ。等々、長谷川語録がたくさん飛び出し、よくよく考えると当たり前のことを言われているのですが、多くの生産者がJA任せで自立できていない現状。色々と考えさせられるご講演でした。懇親会は120年の歴史ある老舗料亭で、あの山本五十六司令長官も度々訪れていた「霞月楼」において、茨城名物に舌鼓しながら現役・シニアの垣根を越えて懇親できました。2日間は山縣先輩のおむすび屋に見学に行きました。地震の影響で建物の外観には所々ヒビが入っておりました。早速店内に入るとサクラかっ!と思えるほど、レジ待ちが途切れないお客様の行列には度肝を抜かれました。お客様に他にもお店はあるけど何故ここなのか?と尋ねると、やまがた屋なら間違いなくて安心だという返事。味もさることながら、地元に根付いたブランドと信頼感で地元の人の味になっているのだろうと勝手に解釈して納得しました。世の中デフレと言われていて過当競争が続いていますが、今回みずほの村市場様とやまがた屋様の見学を通じて、高くても(生産コストと利益を考えると当たり前の価格設定?)消費者の納得する品質を提供すればお客様は付いてくるという事に改めて気付かされた定例会でした。

部会長 増田弘志

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 定例会では第1部で、三井物産アグロビジネス(株)の長谷川様、田藤様より世界の穀物推移、肥料原料の動向、米の輸出関連、米の今後の動向などをご講演頂きました。マスコミ等でも外国産米が注目されている時期でしたので、お米の輸出関連に関しましては狙うターゲット層や中国人のお米の好みなどを非常に参考にさせて頂きました。第二部では、年間30万人が訪れる農産直売所、株式会社みずほの長谷川社長に生産者の取り組みや直売所経営の取り組みをご講演頂きました。農産直売所は全国で約1万3000ヵ所あると言われ、その中で異例の価格設定方法を採用して売上げを伸ばしており、みずほの生産者の平均収入は800万円だそうです。その仕組みは独自の参入ルールで値崩れを防ぐと言うこと。ルールは「後から参入する農家は、先に参入していた農家と同じか、それ以上の価格をつけなければならない」ということです。よって後から参入する農家は肥料を工夫するなどして味や品質を高めようとする努力をしてお客様に認めて頂くしかありません。一方、先発組も品質改良に努めなければ、後発組に押されて売上げえを落とすことになるので生産者は農産物の品質向上を競い合っている様です。この様に他の農産直売所では行っていない方法で生産者をプロの農業経営者にまで作り上げていく取り組みには脅かされ、私自身経営者として勉強させて頂きました。懇親会では老舗料亭の「霞月楼」におきましてシニア・現役それぞれ交流を深め色々と意見交換をすることができ懇親を深めることが出来たことを嬉しく思います。二日目にはシニアでご活躍されています山縣先輩の会社見学をさせて頂いたところお客様が行列をされて買い求められている光景を目の当たりし、驚嘆すると共に米穀部会の先輩として感動致しました。お客様になぜ、おにぎりは「やまがた屋」なんですかと尋ねると、やまがた屋なら「安心・信頼」という返事が返ってきました。みずほの村市場と「やまがた屋」様の共通点は、お客様がお店を信頼し、安心して購入しているところです。やはり確かな商品、納得する商品を提供すれば必ずお客様は付いてくる事をあらためて気付かされ、今回の定例会で得た学びや気付きをこれからの経営に役立てたいものです。

米穀政策研究委員会委員長 石塚正敏


米路地 20120207

1月定例会

定時総会.JPG 1月22日京都にて行われました、「通常総会ならびに定例会」には多くのメンバーの皆様にお集まり頂き幸先のいいスタートを切れました。ありがとうございました。当日は、第一部として(株)日本農産情報の濱田部長様より23年度産のこれまでの状況と今後の見通しについてお話を伺いました。また、第二部では先物取引の現状について、(株)東京穀物商品取引所の山下部長と関西商品取引所の藤見部長より実例に沿ってご講演頂きました。やはり、今年は先行きが不透明ということで皆さん真剣に聞き入っておられました。その後の懇親会では、図司先輩のご紹介で、壮大で美しい庭がありいかにも京都らしい料亭にて、京料理に舌鼓を打ちつつシニア・現役それぞれ交流を深め色々と意見交換をすることができ、有意義な時間を送ることができました。
さて、昨年は東日本大震災が発生し、日本全体が悲しみにくれた年でございました。震災が米穀業界に与えた影響は計り知れず、価格の高騰、手当の困難、放射能の問題等々かつて経験したことのない大変な年となりました。本年度はそれらの問題に加え、TPPへの交渉参加を前提とした新たな農業政策が注目されます。この混沌とした、また様々な環境の変化の中で、我々はビジネスチャンスをつかみ、生き残っていかなければなりません。今後もメンバーの皆様がビジネスチャンスをつかめるヒントになるような定例会を行っていきたいと思いますので、引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
 最後に、現在の米穀部会の状況としましては、私が入会させて頂いた5年前は50名程もいた現役メンバーが、今年度は約半分の23名からのスタートとなります。このまま減少が続けば部会の存続にも関わっていきます。米穀部会の存続のためにも現役・シニアの垣根を越えメンバー一人一人が危機感を持って、新入会員の獲得に努めて頂きたくお願いいたします。

第一部 服部様.JPG第2部.JPG

米路地 20110710

多賀城市炊き出し事業

fig1.png 3月定例会が先週末に終わり4月小委員会の準備に取り掛かろうとしていたその時、東日本大震災が起きました。まず、テレビで中継を見た時には想像を超える大きな被害が起きているのだろうと感じ取れました。大阪で阪神大震災を経験していたので東北方面のメンバーの顔が浮かび安否を心配しました。2日目には新潟・山形に入り支援物資の供給を現役メンバーとシニアメンバーのご協力で行い、新潟に支援物資中継基地を設け岩手・宮城のメンバーにお送りしました。また、義援金を受け付けて、今後の支援活動に生かそうと考えました。
 それから、3カ月の間に部会で何ができるかを協議し、先輩方のご意見を伺いました。その結果、6月25日にメンバーの協力によって一つの支援事業として炊き出しを宮城県多賀城市で実行することができました。米穀部会にとっても米の主力生産地が早く復興することは明るい豊かな社会を実現する事と英知と勇気と情熱をもって業界をリードする活動のために必要と考えました。皆様からのご支援は我々部会活動の原動力となり、活発な活動をして行く為の支えとなります。今回の呼びかけにはメンバーと業界関係とfig2.png他団体の方々が集結し、多くの参加者を頂きましたが、やむなく参加出来なかったメンバーの想いは忘れることなくお伝えし、被災者の方々に届いたと感じております。そして、避難場所での子供たちと接して一日でも早く元の生活に戻れるようにと思いました。また、その他の福島や茨城の被災されている地域の方々にも一日も早い復興を願っています。任期はあと半年となりましたが、精一杯の活動をしていきます。今後ともご支援とご協力のほどをよろしくお願いします。

日本青年会議所 米穀部会
部会長 幡田貴伸

宮城県多賀城市炊き出し報告

 2011年3月11日に起きた、東日本大震災の影響で未だに多くの方が各避難所に避難をしております。そんな中、日本青年会議所の米穀部会でも多くの災難者のために何かできないかと協議し、私が実行委員長に任命されました。私は、つくば市に避難されてきた被災者のために、炊き出しに積極的に参加していました。その経験を踏まえて、2011年6月25日(土)宮城県多賀城市の文化センター(避難者約300名)と総合体育館(避難者約200名)の炊き出しを行いました。未だに、冷たいお弁当やパンしか食べていない避難者のために、温かい牛丼と味噌汁、漬物などを考えました。また、デザートとしてところてんとメンバーからの御好意で頂いたおはぎやジュースを配らせていただきました。米穀部会メンバーや賛同して頂ける方達と一丸となって炊き出しを行った結果、多くの避難者の方に喜んでいただけました。どの品も好評となりお代りをして頂けました。また、子供達との触れ合いもあり避難者の方たちともコミュニケーションをとる事が出来ました。早い復興を願いながらも、多くの避難者のための一助としてこれからも協力していきたいと思います。

日本青年会議所 米穀部会
事務局長 澤邊浩幸

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米路地 20100726

創立25周年記念式典&祝賀会

部会長挨拶

DSC_0965.jpg 去る6月19日、日本青年会議所米穀部会25周年記念式典を開催いたしましたところ、多くのご来賓の皆様、そして、今日の米穀部会を築きあげる上で多大なるご貢献をいただきましたシニア会の先輩、多くの現役メンバーの皆様のご臨席を賜り、盛大に開催できますことを、心から感謝申し上げます。
 当部会は1985年「米穀業の新しいあり方」を求めて、河村忠夫先輩、曽宇恭久先輩、中山泰次先輩らが発起人となり、数多くのチャーターメンバーがご尽力され、誕生いたしました。数々の偉業を残す中、わが国の食糧事情はどう変化してきたでしょうか。「戦後農政の歴史は改革と後退」といわれ、食管法の廃止、一部自由化とMA米の導入、食糧法の施行などめまぐるしく変化してまいりました。
 生産現場でも制度が大きく変わりました。わが国の食料自給率は年々減り続け、それにともない米余りという現象が現れました。自民党政権下では米価を維持するため、減反政策が強化されてきましたが、政権交代後は戸別所得補償制度が農業政策としてなされ、急激且つ大幅に 変化をいたしました。
 激動する食糧環境の中、我が部会はいつの時代も臨機応変に対応し、先見的にJC運動として取り組んでまいりました。しかしながら、米を取り巻く環境はいまなお不透明のままでございます。
 「混沌と言う未知の可能性」
 今まさにそんな時代を向かえ、それに対峙した私たちはどう行動したらよいのでしょうか。
 当部会25周年という節目の年に、いままでの歴史とこれからの明るい豊かな未来を創造しながら、物思いにふけっている次第でございます。これからも現役メンバー、シニア会の皆様とともに真っ白いキャンバスに新たな歴史を描いてまいります。
 四半世紀の歴史をしっかりと胸に刻み、これからも精進し続けることをお誓い申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

青年会議所米穀部会 部会長 大森光信

創立25周年記念式典&祝賀会について

DSC_0961.jpg先月の6月19日(土)に東京プリンスホテルにて、米穀部会の創立二十五周年記念式典並びに祝賀会が、80名もの方々に出席して頂き開催されました。
 来賓としまして、全米販・全米工・近畿穀類の各会長様や、2008年11月の定例会にて講演を頂いた唐木英明様、日本JC業種別部会の方々など16名の出席を頂きました。
 記念式典は、司会のスタートの合図とともに会場の照明が暗くなり、2人のドレス姿の女性が登場しました。オープニングは藤原歌劇団の2名による、オペラ『椿姫』の「乾杯の歌」を歌い上げて頂きました。2人の歌声は迫力が有り素晴しく、会場が一気に引き締まりました。
 来賓祝辞には、全米販青年部会会長の村瀬慶太郎様の他にも、出席はされませんでしたが、山田正彦農林水産大臣の祝辞を事前に頂戴しており、白野副部会長の代読により披露されました。
 感謝状贈呈では、松本邦義先輩・森裕章先輩・森谷茂泰先輩・坂本文仁先輩・小田部伸先輩の歴代部会長に大森部会長より感謝状が贈られました。
 2010年代米穀部会基本理念プレゼンテーションでは、2009年度未来ビジョン策定会議で基本理念の策定に携わられた坂本文仁先輩により、今後10年間の米穀部会の指針が示されました。
 式典の最後に、今年の秋に予定している25周年記念事業の発表を行いました。新米の時期に都内の百貨店で1日のイベントを予定しています。若い女性・奥様方を中心に一般市民の人達を巻き込んで、お米の消費拡大をアピールしたいと考えております。
 その後の祝賀会では、部会長の「最近の米業界は暗い話ばかりで、皆様には笑いが必要です。笑う門には福来たる。思いっきり笑って下さい」の挨拶の通りに、祝賀会が寄席の会場に様変わりして、ナポレオンズ・三遊亭遊雀師匠・東京ボーイズによって、大爆笑で大盛り上がりとなりました。ナポレオンズさんの“あたまグルグル”を生で見れた貴重な体験でした。東京ボーイズさんの曲に合わせたナゾ掛けは、流石 と思うベテランの味を見せてくれました。
 また、藤原歌劇団の方々に再度登場していただき、オープニングとは異なるシットリとした曲で出席者を魅了していました。最後の曲の終わりには自然とスタンディングオベーションが起こり、米穀部会で初めて見る光景に興奮していました。
 祝賀会フィナーレは、全員で円を描き、肩を組み「若い我ら」を熱唱しました。

 25周年式典&祝賀会という重要な事業を成功させる事が出来るのだろうかと心配しておりましたが、出席された来賓の方々やシニアメンバーから「楽しかった。良かった。」という言葉を頂いたことは、担当委員長としてこの上ない喜びでした。不行き届きの面があったとは思いますが、協力して頂いたメンバー、出席された全ての方へ心より御礼申し上げます。
 さらに、まだ25周年記念事業が残っております。祝賀会等で先輩方から頂いたアドバイスをしっかり受け止めて、記念事業の成功に向けて頑張って行きたいと思います。メンバー皆様のご協力を宜しくお願いします。

25周年実行委員長 田中洋平


米路地 20100331

米穀部会 1月定例会 報告

部会長挨拶

1月の通常総会及び定例会には多数のご出席を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、今年は部会創立25周年目の節目を迎えます。同時に2000年代から2010年代へと時代のサイクルとして一区切りとなる年でもあります。昨年の部会会議にて策定した2010年代米穀部会基本理念の下、田んぼから食卓までという一貫した提案していくためにも、会員の皆様に実のある事業を展開してまいります。
また、6月には25周年記念式典も開催を予定しております。今までを総括し、且つ部会として対外、対内に向け米穀部会の方向性をしっかり示して行きたいと考えております。その際には、是非多くの皆様の参加をよろしくお願いいたします。

青年会議所米穀部会部会長 大森光信

定例会報告


DSCN1770.JPG 1月24日(日)に開催しました「1月定例会」には、現役メンバー、シニアメンバー合わせて60名ものご参加を頂きました。
 基調講演においては、テレビ・雑誌等にも多数ご出演されていて、日本で一番顔の売れている米屋さんである、株式会社スズノブの西島豊造氏に「米穀業界が生き残るためには」というテーマでご講演を頂きました。
 講演の内容を要約すると、現在インターネットを通じてお取り寄せグルメの販売がものすごい勢いで増えており、お米も例外ではなく流通業者を通さずに産直販売が急激に増えていて弊害も多い事、またスーパーはもちろん百貨店でも米の特売が増えており、利益を圧迫しているという事でした。そういう状況が続いていけば過当競争となり、体力のない産地や米屋から潰れていく・・・。そのような状況を打破するには産地のブランド化をしなければ将来が無いとの事。今までのブランド化というのは産地+地域+品種+生産者+栽培+安全で良かったが、これからはそれらに特徴(しっとり・ふっくらなど)+提案(合う料理・炊き方・研ぎ方など)と、消費者が買いたくなるようなストーリーが必要であるとの事でした。そのDSCN1787.JPGほか今までご自身が行ってきたブランド化の事例と現状についてお話をされました。同業者に対する講演とあって、内容は厳しく、耳の痛くなるようなお話でしたが、私にとっては気づきが多い内容でした。掻い摘んで書きましたので、もっと詳しく内容をお知りになりたい方は私が資料のデータを持っておりますので、ご一報下さったらお渡しします。
 最後になりますが、25周年目最初の定例会に沢山のメンバー様にご参加頂き、幸先のいいスタートが切れる事ができました。ありがとうございました。

米穀流通経済委員会委員長  増田弘志

米路地 20091213

米穀部会 定例会・卒業式 報告

定例会・卒業式 報告

01  見学会 写真s.jpg11月20日(金)に宇都宮におきまして、青年会議所米穀部会11月定例会・卒業式を行いました。
 また卒業式前の前に研修として佐野の藤波一博先輩の(株)波里様にて米粉の工場見学をさせていただきました。河本常務、藤波取締役より詳しいご説明と米粉パンの試食会も開いて頂き、新規需要米として米粉が注目を浴びていることもあり、活発な意見交換が行われました。
02  講演会 写真s.jpg そして11月定例会は宇都宮のホテル東日本宇都宮にて米穀部会の先輩で日本青年会議所会頭も務められました河村忠夫先輩より「青年会議所米穀部会の歩みとこれから」と題しまして来年の25周年に向けて米穀部会設立時からのエピソードや八戸の現状とまちづくりの取り組みをご講演頂きました。仕事や地域にかける熱い思いを聞かせて頂き、身が引き締まる思いでした。
その後、卒業式は割烹中村に移しまして、盛 大に行われました。研修でお世話になった波里様から大量の栃木の地酒を頂き、中村屋さんのうなぎと共に、大変おいしく頂きました。今回卒業式へは小田部伸君 坂本文仁君 宮下祥次君 滝沢毅君 大嶋和則君の5名に御出席頂き、卒業生から感動のスピーチを頂きました。バッジの交換では次年度部会長予定者の大森光信君が部会長小田部伸君から部会長バッジを受け取り、同じく小田部部会長が坂本直前から直前バッジを受け取り、大森次年度部会長予定者の熱い決意表明を聴いて、感動と笑いのうちにセレモニーを行うことが出来ました。
 最後になりましたが、11月定例会・卒業式に多くの方々のご参加を頂きましてありがとうございました。至らない点が多く御迷惑をおかけしましたが皆様の温かいご支援のおかげで無事執り行うことが出来ました、今年度はこれで最後の事業となりましたが、次年度もまた宜しくお願いいたします。ありがとうございました。

会員交流委員会委員長 鈴木亮吉

部会長挨拶

 今から14年前、JCに入会した私ですが、すぐに退会しようと考えていました。最初の数年間はずっとやめるタイミングがないかといつも考えていました。なぜなら、明るい豊かな社会を目指す団体に入っていながら、私の仕事は明るくも無く豊かでもなかったからです。そんな時、業別部会があることを知り、米穀部会に入会させて頂きました。
 米業界にいながら米の事がさっぱりわからない事に気づきました。部会に入って人生が変わりました。LOMでは、副理事長と委員長を3度、日本JCやブロックにも何度も出向させて頂きました。ラストイヤーに部会長までさせて頂き、多くの仲間に支えられ活動する事が出来ました。
 相変わらず米の事はさっぱりわかりませんが、部会に来れば「なんか元気になる!」「もうちょっと、やれそうな気がする」と、思っています。それではダメなのかもしれませんが、それでも良いと思っています。仕事の方はなかなか明るく豊かになりませんが、心はちょっとだけ明るくなりました。全国にもしかしたらこの業界に悩みや考えている人がいるかもしれません。まだ会ってないかも知れませんが、そんな人達に「米穀部会はいいぞ!」「一緒にやろうぜ!」と声をかけたいと思います。もっともっとみんなが元気になることを願っております。
 部会の皆様、感謝感謝の気持ちでいっぱいです。一年間ありがとうございました。

第24代青年会議所米穀部会 小田部伸

祝!卒業!!

12月末日をもちまして、下記10名の方が卒業を迎えられます。
御卒業おめでとうございます&シニア会入会おめでとうございます。

  井本達也  江幡和典  大嶋和則  小野木健治  小田部伸
  坂本文仁  佐野達哉  滝沢毅   宮下祥次   山本正幸

また、田中瑞浩シニア会長が退任され、次年度より三橋美幸先輩がシニア会長となられます。田中瑞浩先輩2年間御苦労さまでした。

03  卒業式 写真s.jpg04  シニア会長 写真s.jpg




米路地 20090818

米穀部会 臨時総会及び4団体合同講演会

臨時総会・4団体合同講演会 レポート

 メンバーの皆様、こんにちは!米穀部会副部会長の白野です。今回は設営担当いたしました臨時総会及び4団体合同講演会についてレポートいたします。
 7月24日(金)、東京は浜松町にある世界貿易センタービルにて臨時総会及び4団体合同講演会を当部会と全米販・全米工・近穀青年部の皆様との共催にて開催致しました。今回は臨時総会と4団体合同講演会の日程を合わさせていただき、また翌日にはサマコンも控えていたため、早い段階での出欠確認にも関わらず、多くのメンバー登録をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
部会長会議.JPG 当日はまず、正午より歴代部長会議を行い、小田部部会長、坂本直前をはじめ、齊下先輩、森竹先輩、齊藤先輩ら各歴代部会長を交え、25周年記念事業や会員拡大についての貴重な意見をいただきました。本年度は新しい取り組みとして各地区ごとに「委員会」を開催し、普段なかなか参加できない方にも気軽にご参加いただける設営 をさせていただきましたが、結果としてたいへん大勢の方にご参加をいただけている現状について、ご評価をいただきました。

臨時総会.JPG次年度部会長.JPG

 続いて常任委員会が行われた後、会場を移動し臨時総会が行われました。総会には現役会員17名、シニア会員34名のメンバーに参加いただきました。大森部会長予定者の承認を始め次年度における各議案が全会一致で承認されました。2010年度米穀部会スローガンとして『「コメ新時代」~今こそJCからコメを発信しよう!』を掲げ、2010年に向けた決意が表明され、こちらも次年度組織図とともに承認をいただきました。
 次に産地情報交換会が行われ、南は九州から北は東北まで各地域の栽培状況から販売状況まで活発な情報交換がなされ、大変有意義な総会となりました。
講演会.JPG その後、休憩をはさみ4団体合同講演会が行われました。当初、石破大臣の講演を予定しておりましたが、みなさんご存知のとおり衆議院の解散に伴い、急遽、講演を農水省の針原統括審議官にバトンタッチされ約120名の聴衆の中講演会が開催されました。講演の内容に関しては業界紙等で も報道されましたが、農業政策の実情を踏まえながら将来への展望をお話しいただき、懇親会では針原統括審議官を始め、4団体の各青年部と情報交換を交えながら親睦を深めることができました。
 今回の総会では、4団体合同講演会との絡みもあったため、早い段階での出欠のとりまとめや設営等で不備な点があったかと思いますが、メンバーみなさんの多大なご協力のおかげで盛会に終了したことをご報告いたします。
 今回参加できなかったメンバーのみなさん!ぜひ次の事業でお会いしましょう!

青年会議所米穀部会 副部会長 白野智久

サマーコンファレンス2009 PRブース出展報告

サマコン.JPG 7月25日(土)にパシフィコ横浜にて、毎年行われていますPRブース出展を行いました。小田部部会長を筆頭に多くのメンバーで、部会のPRや会員の勧誘を行い、米穀部会の存在を多数の方にPRして参りました。
 内容としては、全メンバーが袢纏をはおり、米穀部会入会案内パンフレットや入会キャンペーンのチラシ、雑穀米をお土産とし配布しました。
 小田部部会長自ら先頭を切って、PR活動や会員の勧誘を行っていたのが印象的でした。その成果もあり、数名の方に入会書をその場で書いていただきました。
 午後の15時には、多数あったパンフレットや雑穀米もなくなるほどの大盛況でした。
参加していただいたメンバーの方、本当にお疲れ様でした。

新入会員 つくばJC 澤邊浩幸





米路地 20090423

青年会議所米穀部会4月山形小委員会

部会長挨拶

200904米路地fig1.jpg 会員の皆様には日ごろより青年会議所米穀部会の活動への多大なるご協力とご理解を賜り誠にありがとうございます。
 去る4月4日、山形県の地において会員交流委員会を開催させて頂きました。皆様のご協力のもと盛会に開催することができましたことを御礼申し上げます。
 事業報告につきましては、鈴木亮吉会員交流担当委員長より詳しく報告がありますので宜しくお願いいたします。
 さて今回の委員会ですが、ひとつの大きな思いがありました。青年会議所は全国に4万人のメンバーが在籍しております。加えて30余の業別部会があります。志をもったたくさんのメンバーがいるのですから、米穀部会だけにとらわれずに他部会との交流があってもいいのではないか。そんな思いから、初めての試みとして農畜産部会さんとの合同部会を開催する運びとなりました。また、米穀部会メンバーはほぼ全国各県にメンバーがおります。地域や企業でさまざまな取り組みをしている事と思います。それならばその地域に行って視察や勉強会をすればよりタイムリーな情報がえられるのではないかと考えました。各地での取り組みについてより良い研修ができるようこれからも各地で委員会を開催して行きたいと考えております。加えて、皆様にお願いがあります。ご存知のように現役メンバーが大変少なくなっております。一丸となって運営にも心がけておりますが、ご迷惑をかけることもあるかもしれません。また開催に当たってシニアの諸先輩のご協力をいただくこともあるかもしれませんが、現役・シニアの枠を超え積極的に皆様のご協力ご理解をお願いいたします。

青年会議所米穀部会
部会長 小田部伸

担当委員長挨拶

200904米路地fig2.jpg 山形4月交流会は4月4日に金山町の金山最上牧場の視察を行いました。今回は畜産部会さんの4月定例会に合同で参加させて頂きながら、飼料米や堆肥の活用による耕畜連携の地域の取り組みを勉強して参りました。
 視察現場の金山最上牧場は畜産部会の部会長であり、米穀部会のメンバーでもあります、小野木健治君の(株)大商様が昨年末に完成されたばかりの最新の牧場です。
 牧場内では小野木部会長のお兄さんの小野木重弥牧場長から施設の御説明を頂き、飼料米の取り組みについては、金山農協の営農部長の沼沢様よりお話を頂きました。
 今年の飼料米(品種 べこあおば)の生産目標は地元の金山農協さんとの連携のもと25町歩で120トンを目標とされているそうです。現状の飼料米の価格はキロ当たり40円ほどで取引されているそうですが、米国産の飼料用とうもろこしはキロ20円ほどであるため、今の価格ではかなりの割高になってしまうそうです。
 しかしながら昨年度の穀物高で食料をはじめとする穀物を輸入だけに頼っていることのリスクが顕在化したことや、今後の全世界の人口増加に伴う食糧不足の問題は、畜産の方々のみならず、我々全員にもインパクトがあることであったと思います。
 そのため減反による耕作放棄地の防止と地方農村の今後の在り方を長期的な視点で描いていく上で非常に価値のある取り組みであり、地方を活性化させる耕畜連携の取り組みの1つになり得ると思います。
 また現状、飼料に米を10%ほど混ぜているそうですが、豚の肉質が良くなっているそうです。このような飼料米と肉質の相関関係は今後の取り組みによりが深まることによりさらに米への注目が集まる可能性があり、非常に興味深いお話が聴けました。
 また懇親会・宿泊は銀山温泉の銀山荘にて畜産部会さんと合同で行いました。大正ロマンが息づく温泉郷で山形の郷土料理を楽しんで頂きました。
 夜遅くまで皆さんにご参加いただきまして、畜産部会の方々との親交も深めることができ、楽しい夜を過ごすことができました。
200904米路地fig4.jpg 今回は畜産部会さんとの合同の会員交流会という初の試みだったにもかかわらず、多くの皆様のご参加を頂き無事成功することができました。
 米穀部会だけではなかなか出来ないような有意義な交流会ができたと思います。
 今回はありがとうございました。

(会員交流担当委員長 鈴木亮吉)

200904米路地fig6.jpg200904米路地fig7.jpg200904米路地fig8.jpg200904米路地fig9.jpg

農場紹介

200904米路地fig5.jpg 近年、食に関するニュースに事欠きません。生きるために欠くことのできない食料をいかに安全・安心を担保しながら将来にわたって確保していくのか、他人事ではいられないからなのでしょう。そんな中で地方の食肉を扱う一企業として、どうあるべきか考えた結果、川上に当る豚の生産からより安全な製品を直接消費者にお届けする為に養豚場を立ち上げました。当農場の目指すところは、地域との共生です。地域で生まれ育った人が責任を持って運営して、農場が排出する堆肥で、有機栽培の農産物を生産し、飼料米を食べさせて豚を育てる。そんな循環型農業が目標です。農村が自立して いきいきと暮らせていける為に、無くてはならない存在になれるよう頑張ります。

(金山最上牧場長  小野木 重弥)

米路地 20090317

青年会議所米穀部会 3月定例会

部会長挨拶

200903米路地fig01.jpg 会員の皆様には日ごろより青年会議所米穀部会の活動への多大なるご協力とご理解を賜り誠にありがとうございます。
 去る3月6日、7日の二日間にわたり工場見学と定例会を開催させていただきました。
 一日目の工場見学では予定となっておりました(株)神明様の九州工場の際に、予定にはない諸富先輩の(株)種商様の工場も見学する事となり、ご好意により快く雑穀米工場まで見学させて頂きありがとうございました。また、帰り際にたくさんのお土産を賜り重ねて御礼申し上げます。
 部会創立以来、悲願であった佐賀県での定例会を盛会に開催できた事に感謝いたします。
 増田委員長、山本担当副部会長はじめ設営にご協力くださりました現役・シニアのメンバーの皆様ありがとうございました。この場をお借りしまして御礼申し上げます。
 また、定例会には新入会員の参加も頂きました。会員拡大は重要課題のひとつです。みなさまには、さらなる情報提供ならびにお声かけをお願いいたします。
 モノが燃焼するには3つの条件が必要だといいます。(1)燃える物がある。 (2)じゅうぶんな酸素がある。 (3)発火点以上の温度になる。です。変化が激しい米穀業界ではありますが、ぜひ部会に積極的に参加して、熱い議論、熱い友情、熱い思いをぶつけ一期一会を大切に情熱を持って行動してまいりましょう。

青年会議所米穀部会
部会長 小田部伸

担当副部会長挨拶

200903米路地fig02.jpg 定例会にご参集頂きました先輩の方々、誠にありがとうございました。今回3月に行われた定例会の開催にあたって、担当の増田委員長と開催地について検討し、当初メンバーが集まりやすい福岡での開催を検討していましたが、担当委員長のいる佐賀では過去開催されたことがないという事と、参加されるメンバーのおもてなしをするにあたって地元開催のほうが良いのではないか、またこのような機会でないとなかなか訪れる機会もないということもあり佐賀で定例会を開催させて頂く運びとなりました。全国各地より集まるという点においては多少お時間を頂くことになりましたが、懇親会においても佐賀の郷土料理を頂きながら、ゆっくりとくつろいだ雰囲気の中で親睦を深めることが出来たのではないかと思います。また開催にあたってはご当地の先輩である森先輩や村岡先輩にも多大なるご尽力頂き開催することが出来ました事あわせてご報告させて頂きます。

(担当副部会長 山本正幸)

担当委員長挨拶

 3月定例会は2日間に渡って行いました。初日の3月6日は20名の参加者で株式会社神明九州工場を見学しました。平成16年7月より稼働したこの工場は3,500坪の広大な敷地に神明の工場としては珍しく、横長な製造ラインで現在は月産3,000トン(うち無洗米500トン)180アイテムを製造しており、山口・九州・沖縄をカバーしているとのことでした。九州地方は関西・関東に比べ競争が激しく、なかなか拡販が難しい状況とのことでした。工場は集中管理室にてモニター管理されており、また機械による自動化が徹底的になされていて、製品のパッキングまではホントに少ないオペレーターで稼働されていました。実際見学して「わが社にもあれを取り入れよう」とか「ここを真似たらもっと生産性や効率が上がるのではないか」とかいうレベルではないくらいすごい設備でした。先端の工場を見れた事が収穫でしたが、わが社の工場とのあまりものギャップに軽くショックを受けました。その後、諸冨先輩のご厚意で(って言うか半ば強引に)株式会社種商様の工場見学をさせてもらいました。こちらは精米設備はもちろんですが、特に雑穀の製造販売に力を入れておられ、最近雑穀専用ラインのクリーンルームを新築されました。雑穀は比重が違うためにブレンドが難しく、混ぜる雑穀の順番だとか混ぜる時間が大切だ(詳細は種商さんの企業秘密)とのことでした。帰りにまたもや強引に雑穀米のお土産まで頂きました。
200903米路地fig03.jpg 3月7日は23名の参加者でマリトピアにおいて、1部でオフィスなかがわ代表の中川政雄様に「やったらやれるで!元気の出前~人は化ける組織も化ける~」という演題でご講演を頂きました。中川さんは大阪の信用金庫ご出身で、様々な中小企業とその経営者を見てこられた方です。実際の経験から組織を化けさせるリーダーとはなんぞやと笑いを交えつつ、熱く語って頂きました。2部では有限会社東京グリーン代表の南郷裕一郎様に旧暦・月の動きによる肥培管理についてご講演を頂きました。今までにはない斬新な栽培管理のご講義で、生産者の方にはためになるお話だったと思います。その後、佐賀の老舗料亭「楊柳亭」において、佐賀の郷土料理を堪能しながらの懇親会でした。大いに盛り上がった懇親会でした。
 参加者が少なく心配しておりましたが、参加された多数の方から「佐賀に来て良かった、設営ありがとう。」と言って頂き満足して帰られたことは、担当委員長としてこの上ない喜びでした。まだまだ不行き届きの面があったとは思いますが、参加して頂いたメンバーの方へ心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

(情報発信担当委員長 増田弘志)

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米路地 20090218

青年会議所米穀部会 1月通常総会・定例会

部会長挨拶

02 通常総会.JPG 会員の皆様におかれましては日ごろより青年会議所米穀部会への多大なるご理解ご協力を賜り誠にありがとうございます。
 また、1月25日に京都の地で開催されました2009年度通常総会ならびに定例会におきましても多数のご臨席を頂き、すばらしいスタートを迎えることが出来ました。重ねて御礼申し上げます。混沌という言葉がまさにあてはまる米穀業界。食の安全や自給率の低下が叫ばれ、本年は国政選挙もあり農業改革においても新たな展開が予想されます。しかしながら、制度政策、マスコミのアナウンスに惑わされ事なく、自分達の立ち位置をしっかりと捉え、誰に向かって商品やサービスを展開するのかを、メンバーひとりひとりが自覚を持ち、情報の交換と知識の研鑽に取り組んでいただければ幸いです。2009年度青年会議所米穀部会の基本理念は「一期一会」です。使い古された言葉ですが、私はどんな時代になろうと出会いがとても重要だと信じております。出会いは人も企業も変えます。全国に200名を超えるメンバーがおり、米穀業界の新しいあり方の追求を目的に設立された当部会も来年には25周年を迎えます。どうかメンバーの皆様の積極的なご参加をお願いいたします。
 『最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き残るわけでもない。唯一生き残るのは、変化に対応できるものである』という言葉があります。変化をチャンスと捉え一期一会を大切にし、情熱をもって共に行動してまいりましょう。一年間よろしく致します。

青年会議所米穀部会
部会長 小田部伸

03 通常総会.JPG01 通常総会.JPG05 通常総会.JPG

担当副部会長挨拶

08 定例会.JPG 本年も、京都1月定例会に多数ご参加いただきまして誠にありがとうございました。
 ここ数年、1月定例会はその年の米穀業界を占う意味でも農業政策に精通された先生方からご講演いただいておりますが、農業政策の大きな転換期になるうる本年に、山下先生よりご講演いただけたことは設営側からも大変感謝しております。内容等に関しましては記事の通りですが、非常に有意義な講演内容だったのではないでしょうか。
 また、小田部部会長の「食に携わる者としてその土地の食にも関心をもとう」との意向により、懇親会を老舗すき焼き店にて行いましたが、おいしい料理はもちろんのこと、卵一つ見てもその品質やこだわり、そして値段・・・とても勉強になりました。
 先輩方との交流を含め大変有意義な定例会になったことを、ここにご報告いたします。
 主管委員会の田中委員長をはじめ、ご登録いただいたメンバーの皆様、誠にありがとうございました。

(担当副部会長 白野智久)

担当委員長挨拶

 1月26日、京都国際ホテルにて1月定例会が開催いたしました。
 講師は山下一仁氏をお招きして、「グローバル化と人口減少時代の農政改革」についてお話しをしていただきました。
農業を保護するかどうかではなく、関税による価格支持か直接支払いか、いずれの政策を採るかが問題であり、改革しなければ農業は内から崩壊し、EUは先んじて農政改革を行い、WTO交渉で関税引下げ、輸出補助金撤廃を提案するなど積極的に対応しています。これまでどおりの農政を続け座して農業の衰亡を待つよりは直接支払いによる構造改革に賭け、米価を国際基準にし、農作物を輸出できる日本にしなければならないという内容でした。
懇親会は京都のすき焼き屋の「モリタ屋」でした。家で食べるときのようなすき焼き(関東風)ではなくて、肉が焼けたところに砂糖をまぶし醤油を直接加えて味付けをした関西風のすき焼きでした。お肉も野菜おいしく、卵も高級とおばちゃんが言っておりました!
ご参加していただいた皆さんには、本当にありがとうございました。

(流通研究担当委員長 田中龍嗣)