日本青年会議所米穀部会
コラム説くどんぶり

32杯目 オリンピックに見せられる人間の豊かさとは何か 


シドニーオリンピックが終わった。悲喜こもごもであった。腹が立つことも、涙に暮れることも、感動も、見た人それぞれに感想は委ねられると思う。
ここでは自分の感じた事を書いてみる。
期間中、金、金、金、メダル、メダル、メダルとあまりにアナウンスされるので、申し訳ないが少々うんざりしてしまった.
多分、外国の状況もそんなもんだろう。(英語が読めると各国のメディアのHPで知る事が出来るのだろうが……)
柔道で金を取った井上康生選手はわが中学の後輩で、その教えの恩人の一人もうちの近所にお住まいである。オリンピックに出発するときと、帰ってきた時では周りの状況がまるで違い、マラソンの金メダルの高橋選手と同じ目に会っている。「人の手柄は我が手柄、人の不幸は蜜の味」の世間の無責任さの迷惑をまさに地で被ってい
る。わが県などは県民と県会議員全員一致の県民名誉賞授与で喜びを共有しているつもりである。しかし彼らはえらいと思う。疲れを押して、その無責任な他人の為にお付き合いを文句を言わずこなしている。特にメディアは極端である。帰ってくるのを待って、狙って。特別番組の為に膨大な時間を使って彼らを拘束している。
井上選手は、うちのカミサンによると(私は許せるが、うちのカミサンも近所の恩師の所に井上選手が報告挨拶にきた時に、そこに行っていた。やっぱり当然カメラを持って…)彼は金メダルを近所に集まった主婦や子供たちに「ホイッ」と渡して全く頓着が無かったそうである。(カミサンの話によると想像より大きく、直径がサントリーリザーブの瓶の底ぐらいあるそうである。)
想像するに、井上選手も高橋選手も、次の事(アテネ)がもう始まっているのだろう。(われわれはすぐに忘れてしまうが……)

ところで、メダル(いいたくは無いが)の数を、国営放送を始めほかのメディアで毎日、毎日知らされた。数が少ない。
どこかの団体は、役員が責任を取って総退任したらしい。(一つは体操、もう一つはこれもわが郷土にも関係がある。42.195の男子の話である。)
やめればそれで済むのは大企業の経営陣と一緒で日本の構造的欠陥である。本質的な議論にも何にもなりはしない。

下に書いたものを考えてほしい。何のことは無い、ただの人口の比較である。この中に国風の違い、価値観の違いの一端が見て取れるのではないかと思った。
もちろん、異論のある人もあると思うが…

カナダ 2244万人 : オーストラリア 1753万人: ニュージーランド 341万人 : 韓国 4366万人 :北朝鮮 2262万人 :イギリス 5785万人 : フランス 5737万人 :イラク 1429万人 : イスラエル 495万人:クエート 197万人 : スウェーデン 859万人 : ロシア 14860万人 : ポーランド 3837万人
そして日本は 12396万人。
その他 Etc−−−(ちょいと古いが1992年の統計)

いったい豊かさとは、どうやって判断したらいいのだろう。彼らはスポーツばっかりやっているのだろうか?
いや、必ずそれを支える素地があるはずである。(オーストラリアドル等は日本の円に比べて弱い)
社会主義国は又別であるとは思うが、キューバ等は、全国民が陸上選手か、バレーボールの選手と勘違いしそうである。(キューバの人口は1082万人である)それでも裾野である国風が広く行き渡っていないと無理である。
円は昔に比べたらほんとに強いし経済はまだまだ大国だとみんな思っている。スポーツ、オリンピックだけではもちろん判断できないと思うが、いつも、4年に一回だけだけれども、大体この路線で我が愛する国家は、進んでいる。幸せや、豊かさは究極、個人の感じる問題であり、国家全体のことではない。私たちはこの事をどう捕らえ、理解したらいいのだろうか?
そして、今世界が、争いの火種と心配しているイスラエルとパレスチナの人口はもっと少ないはずである。人民の人民による人民のための政治が、民主主義の根幹であるが、どうもそうも成っていないらしい。一票は一票である前提にたっているはずだけれど、なんか、何がどうなって、こうなっているのか、子供に聞かれても答えられない。
誰か答えてほしい!!と思うが……

それとも、今、大橋巨泉流生き方が話題になっているが、彼の考え方や、やり方が受けるのもこんな事を、なんとなく国民が知り始めた事の結果かもしれない。

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BON


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