日本青年会議所米穀部会
コラム説くどんぶり

23杯目 常識を見直す 


宮崎で米生産者と話をしていて、とてもつらい思いをした。
小さな農協の管内で3人自殺者があったというのだ。
農協の標的は借金と担保が見合う程度の債務者である。
保証人が4〜5百万負担し、家屋敷田畑売れば借金ゼロになるような先である。
(1億以上の債務者は開き直って平然としている)
米価下落=収入減。減反政策で転作作物が輸入品の影響で大赤字。もちろん経営責任はあるが
重い設備投資。専業農家は現金収入が少ないので農協が融資NOとなるとそこでSTOPしてしまう。
たとえ借金がなくなっても、明日からの生活がまったく出来ない。
そこで主人が自ら命をたって、生命共済のお金で妻、子供、親が生きぬいてほしいと決断するのだ。
しかし、借入金に対する知識、知恵があればそこまで追い詰められないと思う。
元金返済が不能になると、税金と同じで14,5パーセントの延滞利息が付くと契約書に記載されている。
国や金融機関も同じだが未収の税金や利息は会計上、計上出来ないことになっている。
だから計算通り雪だるま式に増えることはない。話し合いで決めていくものだ。
借金は必ず約定通り返すものという常識を見直す必要がある。
大きな借金は社会的影響大きいからと(債務超過の大企業を倒産させない)バブルはじけて10年経過して今ごろ大問題になっているのはご承知の通り。
小さな弱小の者を知らないからとタカをくくって脅すヤツは許せない。
私は過去債務を「神棚に上げておきなさい」とアドバイスしている。(パンパンと手をたたいて感謝する。笑い)

近い将来専業農家の米は貴重品になる。大いに応援したいものである。

みのる