日本青年会議所米穀部会
コラム説くどんぶり

22杯目 情報公開商品の例 


少し前のことになるが部会の仲間のU氏から「曲がったきゅうり」と言う商品の事を聞かされた。特定米穀(中白米)の事である。
「農家の人が一生懸命作ったのですが.…………曲がったきゅうりとお考え下さい」と言う風にお米の袋に書いてある。
その話を聞いて、自分の所でもそれに習い、売上を伸ばした仲間が居る。
売れすぎて材料が間に合わなくなり「慌てちゃった」と言う話を聞いた。
又、最近では「こぼれ梅」「つぶれ梅」と言う梅干しの商品を紹介してくれた仲間も居る。
梅干の殆どの部分は形のよい物であるが、その製造工程の途中で、少しだが形のつぶれた梅干が出て、それは商品価値が無いので捨てていたそうである。
そこに注目して「潰れているけど味は同じで値段は安いです」よと言う詠いで、商品化したそうである。
これも商品が間に合わないくらいに売れているそうである。
この2つの例は、両方ともエンドユーザーに対する立派な情報公開がなされて成功した情報公開商品である。
手前事情の公開であり、プロダクトアウトの考えでなく、マーケットインの発想の典型ではないだろうか?
だからこそマーケットに指示されて、実績をあげられたと思う。
商いには、多かれ少なかれ、ある程度の秘密の仕掛けが必ずあるし、
それによって利益を挙げるシステムを持っているのが常識なのではあるが、それも度を越すとダマシになってしまう。
(我々にも)多少?はそういうものがあるが(業界の常識、世間の非常識)それでも、誰がいつから、どうやって、どの範囲で、そんな情報公開のマーケットイン対応をはじめるのか興味のあるところである。早すぎても問題だし、遅すぎると信頼を失う。
しかし時流はまさにマーケットインの時代である。さて、真剣に考えると面白いと思うがどうしましょうか?
変革の能動者たらんとするのは我がJCであるのだけれど…………。

BON