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| 20杯目 No.2 IT革命と203高地 |
以前の続きになるが、先日我が部会の15周年事業の特別講師として御講演をいただいた野口悠起雄氏の「21世紀に向けての超発想法による新しい仕事の見つけ方」 の中で、面白い話をお聞きした。 IT革命を手段としたe-ビジネスやビジネスモデルとしての事業が今脚光を浴びているが、その中で、売り上げ規模やマーケットは拡大しているが、利益を出している所は殆ど無い。という事だった。本の業界で言えば近年急激に世界最大になったアマゾンドットコムを例に出された。その理由の1つは価格の安さという事である。IT設備機器への投資もあるだろうし、システム開発経費や一般の経費もゼロとは行かない。 まだまだ利益を伴った純成長期には到っていないようである。 遅れていると思っている私にとっては、少し安心したような気がしてほっとしたが、しかし、これは間違いのような気がする。 お話の中で、「創造的模倣」というのがあった。つまり真似して研究して欠点を改良し続けた事が人類をここまで発展させてきたという物である。考えてみれば全くそのとおりである。 先日ライスミッションで中国に行った時、あの有名な日露戦争の激戦地203高地に行く事が出来た。203メーターの丘を占領するのに、途中に隠れた敵の防御堀を突破するのに何万の将兵が犠牲になったところである。空から爆撃すれば簡単だったのに… と思ったが、その時代はまだ飛行機がなかったのである。1904年の事である。 今はといえば、飛行機がロケットになり月に行き、宇宙ステーションを作り、空には衛星があって24時間地球を回って生活に欠かせなくなっている。コンピュータでもそうである。わずか30年で、30センチ四方のパソコンになり、頭を悩ます程余りある機能がありインターネットの世界である。前に書いたが自動車にしろしかり、産業革命の蒸気機関にしろしかり、最初は不便で、コストに合わず、誰しも面倒くさがる代物も人々の飽くなき努力と工夫で「創造的模倣」を繰り返し、それを積極的に使い新しい世界を作ってきたのである。 そう考えると、今まだ先行者が儲かっていないのは大きな大きなチャンスがあるという事ではないだろうか? 何とかしたいものである。夢を語るときは3人以上で! 文殊の知恵といいますぞ!! 先生のHPは http://www.noguchi.co.jp/ 発想支援ソフトDenken です。 BON |