日本青年会議所米穀部会
コラム説くどんぶり

18杯目 見える会社と見えない会社 


最大手乳業メーカーが窮地に追い込まれている。
一部上場で販売シェアトップの会社が対応のまずさ、トップの危機意識のなさ、マスメディアの横暴で、存続の危機さえ言われるほどになってしまった。
たしかに加工乳製品(牛乳とはちがう)の工場として信じられない事実が出てきているが、私は長い間に経営のモノサシが狂ってしまったことだと思う。
経済社会に生きていく会社は「見える会社」を重要視する。
見える会社とは資本、土地、設備、機械、技術、商品、労働力、決算数字などです。
一方「見えない会社」とは
経営理念、経営者の思想と哲学、社員のプロ意識と意欲、使命感、モラール、生きがい、働きがい、感性、創造力、気力などです。
そうした積み重ねが「信用」となります。
信用や信頼関係はバランスシートのどこにも掲載されません。
信用を築くには多くの時間と努力が必要です。個人でいえば人格を高めることであります。
信用を失うことはいとも簡単です。
なにを最優先させるか、その時の会社の利益、個人の都合や利益を優先させれば結果は明らかであります。
会社の目先の利益あるいは損失より、お客様の安全や利益を優先させることが出来るかです。
目に見える資産を失うより目に見えない資産を失うほうが実は危機なのだ。

みのる