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農林水産省による集落営農の推進、各地商品取引所において米の上場が検討されるなど、米を取り巻く状況はかってない変化の真っ只中にあります。また”市場原理””経済原則”などの言葉が世の中にあふれ、近年の経済ボーダーレス化の大きな波は今まで”聖域”といわれた米にまで押し寄せてきました。そして昨今の米消費の減退と相まって米はいまや国民の主食というより”数多い食品のうちのひとつ”となろうとしています。
また米価の長期的下落は農家の収入を下げ、新規就農者の減少により農家の平均年齢は65歳を越えるなど、日本の農業はかってない危機に晒されています。その一方で農村や農業が果たす多面的な機能は37兆円、水田の保水機能はダムの建設費に換算すると2兆円とも言われており農村や農業は環境面で日本の国土に多大な貢献をしています。
その一方で消費者側に目を転じてみると食品には一層の安全安心が求められ、また地球環境保全に対する企業の姿勢を問うなど消費者は単に食物や農業に対して経済原則だけではない、さまざまな形での満足を求めています。
もちろんこの厳しい経済状況下において農業や米作のみを神聖視することはできません。しかしこの生産者と消費者が抱える大きな課題を解決することにこそ、われわれ青年会議所米穀部会の存在意義を見出せると思います。
私たちは米穀部会の会員でありJAYCEEでもあります。JAYCEEである私たちは仕事を通して日本の消費者と生産者に貢献するべきであります。具体的には農業や農村に対し、今までのような補助金漬けでない自立したしかも利益の出る農業の提案。消費者に対しては国内産農業物に対する理解と安全安心の食物の提供。単なる経済原則だけで測れない農業の多面的な機能の紹介など、こうした活動を通して生産者と消費者がともに満足するWIN-WINの関係を作り出すことがわれわれJAYCEEの使命であると考えます。
そしてそれだけの貢献をするためには私たち自らが自己研鑽し、今まで異常に知識とスキルを身につけなくてはなりません。そうした意味で2006年度の米穀部会は今まで以上に直接ビジネスに応用できるような研修に重点を置きたいと思います。
具体的にはこれから米穀に携わる者として避けて通れない先物取引の研究、日本農業を大きく変えるであろう集落営農の研究をはじめ、われわれを取り巻く環境の大変化を研究する事によって、われわれのビジネスチャンスと日本農業と米穀業界の発展のヒントを見つけたいと思います。
またわれわれ米穀部会の大きな財産はシニアの先輩方であり、全員でこの難局を乗り切れるよう、これまでの先輩方ビジネスにおける経験と英知をお借りし、現役メンバーもそれに負けないよう努力をして頑張ってまいります。
設立21年となり”成人”となった米穀部会はこれまで以上に社会的・国家的・国際的な責任を自覚せねばなりません。
私たちは、米穀部会設立以来部会の発展にご尽力された先輩諸兄に感謝すると共に米穀部会をさらに発展させるべく努力をしていく所存であります。どうかなお一層のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
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